■コラム24|PAD

この項では「小さな信号レベル」としてひとまとめにご紹介した機器も、実際にはその中で、信号レベルに大小の個性があります。同じMICレベル出力とされる機器同士でも、実際には出力可能なレベルが様々です。この事に対応するためにマイクプリアンプには、信号の大きさを無段階に調整する機能の他にも、増幅する程度を段階的に切り替えるための機能が備わっている場合があり、例えば「PAD」というラベル名になっています。
マイクプリアンプでこの機能を有効にした場合には、ごく小さな出力信号の機器との接続に適していて、この機能を無効にした場合にはまずまず小さな出力信号の機器に適していて、マイクプリアンプを使用しない場合にはLINEレベルの機器との接続に適している、といった具合に活用します。

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