この春から自炊を初めてまだ上手くいかない人へ

家の料理では、強火っていうのは、すごく限られた状況でしか使いません。大体は、中火と弱火の周辺で済みますし、もしそれでうまくいかないとしたら、他の要因です。そう考えると、問題解決の切り分けがしやすくなると思います。

ちなみに、強火というのは、鍋の大きさに対して同じくらいのガス火の輪の大きさ、中火は鍋底に触れるくらいの火の高さ、弱火は鍋から見える火が離れても鍋を温める力を加えられるくらいの火、という風に考えて、そう間違いはありません。一人暮らしだと小さめの鍋を用意しているかと思うのですけれども、そうするとガスレンジの目盛りよりも、こういった感覚をもっていた方がより良い結果に繋がると思いますよ。ちなみに、鍋の大きさよりも大きな火は使わないです。お気をつけくださいませ。IHだと、このあたり楽なんでしょうけれどもね (まあ別の特有のクセもあるよという話もききますけれども別の話)。

伝えるサイズを共有する、っていうのは、まあ以前から世間でされてることなのですけれども、やはり自炊を始めたばかりの方にはそこからだと思います。たとえば、野菜を切る大きさ、調味料についての表現、食器や調理器具の容量の事など。

そういう意味では、世間のレシピやグッズ紹介が、それが数人家族向けなのか、2,3人向けなのかひとり向けなのかというのは、意外とレシピ書きや容量表示以外の行間から読み取るようになっていて、それを読み取れるのは読み手側の力量にまかされている部分があるようにも思います。そういうサイズ感というのはつまり、暮らし方の自覚という事であったりして、そこがつまり、読み手と書き手の共感ポイントであったります。

だから、そういう視点を早い段階に持てたら、「自炊試したけど自分にはなかなか」とか言ってしまう事も減るんじゃないでしょうか。良い先輩を選べるのが良い後輩っていうハナシで。どうぞ良い後輩になられてください。

そういう立ち位置でありますが、今日はひとまず、火の大きさの話でした。

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