160408 テンホールズハーモニカにピエゾピックアップを付けた話

表題の件、以前からそういう事をしています。素子が丸いピエゾピックアップをリードプレートに貼り付けてみたり、カバープレートに貼り付けてみたり、ハーモニカホルダーに取り付けてみたり、色々です。

カバープレートでは、プレートリバーブが効き過ぎるのが気にくわなかったり、貼付位置によっては両方のリードプレートの音が違ったバランスで収音されたりという風でした。
また、ピエゾピックアップだけだと信号が小さいです。ギター用のストンプボックスエフェクターに入力したいのですが、プリアンプが要ります。しかし、丁度良いものがない。電波系のノイズもある。タッチノイズも大きい。そいった大きな不満はありながらも、手に打楽器を持ってハーモニカも吹きたいとなると、カブリの点でも重さの点でも、まだまだこういう方向を求めたい訳です。

今回のは、そういった取り組みの一環です。
アンダーサドル用のピエゾピックアップをふたつ、並列に繋いで、リードプレートそれぞれに貼付してみる事にしました。


貼付方法は、今回、グルーガンを使ってみました。試したところ、ビビり音は出なかったです。ただ、思ったよりも簡単に剥がれる事に驚きました。メンテナンス性が確保できていると言えば言えそうですが。

最初に試した時には、3番あたりの音がベントぎみでしたので、周辺のグルーを取り除いたところ、改善しました。そのあたり注意をはらう必要があるようです。もう少し短いピックアップ素子を用意出来ればモアベターなのだろうな、とも思いました。

カバープレートを付けるとこんな感じ。まあまあです。今回はトンボのウルティモのC調を使いました。カバープレート内の部屋が横に長めな点と、音がすっきりしていてピエゾで直接収音するのに、たとえばトンボのメジャーボーイよりは向いているのではないかと感じていたからです。


ピエゾピックアップとセットで購入したプリアンプ(どちらかというとEQが主の役割なのかも知れないですが、中の回路を見ても僕にはそこを判別する事が出来ません、残念)を繋いだところ。



しかしカバープレートをつけると、大事な隙間が随分ふさがってしまいます。吹けるは吹けるのですが、ちょっと感じが違う。むむむ。

吹いた感じを気にしつつ、アンプに繋いでみました。とっても小さいタイプのものと、まあまあ小さいタイプ、どちらも電池駆動するタイプのものです。

大きい方(小さいけど)には、歪みと空間系のエフェクターも使えるようになっています。

楽しい!

信号の大きさも、これ以前に比べると、ずいぶん大きいので、直接挿してもそれなりに鳴ります。嬉しい。

で、少し悩みましたが、上の好感触に背中を押されて、両方のカバープレートに穴をあけてみました。吹き感良好になりました。ひとまず、良し。

という訳で、今回はここまでです。

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