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古本歩紀 其の三

フルホンアルキ3
古本探してあても無く
テクテク、ぶらぶら。
カラーブックス、あまから、文六先生、六代目…
今日はどんな本に会えますか…

日本の食生活全集① 『聞き書 北海道の食事』
昭和61年 社団法人農文協刊行
著 矢島睿 他

この本はシリーズ物で、各都道府県内の漁村や農村、都市部の主婦達に取材して取りまとめた本です。一巻目は北海道。開拓期から昭和までの道内各地の食文化史を生活様式を交えて描いています。屯田兵や入植者の出身県などの違いは、特色ある北海道弁の源泉と分かります。

開拓期の粗末な家屋の様子や厳寒時期の食糧保存。祭礼や正月に食べるハレの日のご馳走など当時の知恵や工夫は読んでいて飽きません。

私の祖父母は明治末期の生まれで、秋田県の能代から親戚を頼って北海道札幌に来たそうです。祖父は板前で蕎麦から寿司、洋食まで何でもござれ。
戦後は札幌から旭川へ移り、進駐軍のコックをしながら旭川駅前に自分の店を持ちました。
何を食っても良かったけど、中でもチキンカツは美味かったなぁ。

祖父母から受け継いだんでしょうか。
自分は料理が好きで、蕎麦も打ちます。
一度で良いから祖父の料理で一杯やりたかったな。夢のまた夢ですが…
では。

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