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古本歩紀 其の八

フルホンアルキ8
古本探してあても無くテクテク、ぶらぶら。
カラーブックス、あまから、文六先生、六代目…
今日はどんな本に会えますか…

『世界の帆船』
著・ビョールン・ランドストローム
監修・石原裕次郎
昭和51年(1976年)
ノーベル書房 発行
定価2,900円

 紀元前3200年頃のパピルスで出来たエジプトの船から、1845年に進水したアメリカのレインボー号までの帆船の歴史を綺麗なイラストと解説で綴った本です。この本は兎に角イラストが良い。カラーと白黒の線画の両方が確かな考証の元に描かれてます。特に大英帝国海軍が保有した戦列艦の記述は最盛期の海洋国家イギリスの覇権を支えた力の源と納得します。
 監修は石原裕次郎氏となっていますが、本の中にそれらしい所は見当たりません。序文も後書きも無い。そういえば彼はお兄さんの慎太郎氏と共に大のヨット愛好家で「コンテッサ」という船を所有していたそうです。確か小樽に展示してた気がする…。日活映画でもヨットを操ってましたね。
 以前、銀座の伊東屋さんに帆船模型の売り場があったのをご存知ですか。同好会の方が毎年展示会をされていたのを何度か拝見しました。昭和40~50年代は帆船模型がブームだったのでしょうか。自分の大叔父も作っていて、小さなアンチモニーの大砲を貰った記憶があります。大人の趣味ですよね。カッコイイ。

おまけ
おやつは一六タルト。
伊丹十三のCM懐かしいです。

では。

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