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アジャイルコーチ雑相 #3

 こんばんみ。今日は、洋さんとの3回目のアジャイルコーチ雑相について書いてきます。と、言っても基本的には、僕が一方的に悩み事を相談している場になっているのですが、洋さんは付き合ってくれて、自分の考えを整理する機会になった、とまで言ってくれています。ほんとありがたい!!(次回こそは、洋さんと問い合ってトピックを深められる場にしたい!)

お話したこと

今回お話したのは、おおきくは4点です。

  • オンラインとオフライン

  • ある状態が起こったときに再現性をあげるためにしていること

  • スキルツリー

  • 踏み込みが浅かったはなし

オンラインとオフライン
 オンラインの限界に挑戦しているという話をしたら、「必要な方をえらぶでしょ!」とのこと。そのとおりです。その話はいいとして、興味深い話で「チームが直接顔を合わせた後に生まれる一体感」について話題に挙がりました。この謎は解明されなかったですが、謎は謎のままでも、顔を合わせて一体感がでるのであれば、機会を設けて実施したほうがいい、という話になりました。(個人的には怖い人と話すときにはオンラインのほうがいいのですが、その話も置いといて、、)次のトピックへ。

ある状態が起こったときに再現性をあげるためにしていること
 
コーチに入っていて、「あ、いま、すごくチームがいい状態だ」と思ったときに、それを再現できるようになにをしているか、という話を聞かせてもらいました。やっていることはシンプルで、「チームにとってどういう意味を持つのか? 自分たちにどのように影響したのか? 自分たちはそれをどのように感じたのか?といった一種の内省をする。また、抽象化したり、より理解を深めることにより、学びの質量が変わるということもありそう。」とのことでした。これ、シンプルなんだけど、パワフルなんだよなぁ。でも、意識的に機会を作らないと、流れていってしまうし、パターンとかの形に整理しておかないと、うまく引き出せないなぁと思っています。
 自分の場合には、どちらかというと、アンチパターンの整理をしておいて、そこに陥りそうなシグナルが見えたらチームに介入する、というような使い方をしているなぁと思いました。

スキルツリー
 
次はクライテリアのはなしへ。最近、「達成したい状態を伝えることを目的にクライテリアを決めることを意識している」という話をしました。そして、「とはいえ、行き着く先がわからない中で、クライテリアを決めるまで動かないのは、機会損失になってしまうので難しいなぁ」という話も合わせてしました。
 すると、洋さんから「それってスキルツリーに近いイメージです?」とのリアクションが。例えば、スペシャリティと大まかなパスを決めて実践すると、オプションのパスが選べるようになる。パスを選択してまた実践すると、次のオプションのパスが選べるようになる。と言った具合にツリーの枝葉のようになっている。そして、途中で別のスペシャリティにジャンプするようなことがあると、複合的に反応してオプションのパスが選べるようになる。
 ドラクエで言うと、僧侶を選んでしばらくレベルを上げると、ホイミかバギのいずれかを選択して習得することができて、ホイミを選択するとベホイミが覚えられて、ベホマまで行った後に、戦士に転職すると、魔法も使えて、強い武器や防具も使えるようになるけど、そんな最終状態を示すようなクライテリアを最初の段階から決められないし、途中で選んでいくしかないよなぁ。と、もしくは、自身が過去にプレイした状態で、強くてニューゲームを選択できる状態にならないと、最適なパスなんて示せないし、ものすごく時間がかかる。それに、自分たちが相対している領域は未知の領域である事も考えると、探索的なアプローチが良いだろうなぁ、って思い返しています。

踏み込みが浅かったはなし
 
これはおまけみたいな話題なんですが、自分の中ではかなりの気付きがあったテーマでした。過去、ファシリテーション中に、お客さんから「圧が強く感じます」というフィードバックを受けたことから、言い方や問いかけの強さ(タフクエスチョンの出し方)に配慮をしているという話をしました。
 が、洋さんからは「真剣に聞いた上で思ったのは『なんかわかんないんだけど』って前置きして、伝えるべきだと思ったことを伝えるの良いんじゃない??」とのフィードバックが。あとは、「コーチとして、いい人になりすぎないように意識している」という言葉が。
 このフィードバックは、「うっ」ときました。相手のためだという言い訳を盾にして、相手に踏み込むのを避けていた自分に思いっきり気がついてしまった。学びの機会を失っていたなぁということに気付かされました。相手にはリスクを取ることを恐れないで、といっておきながら、自分ができていなかった。『なんかわかんないんだけど』を魔法の言葉にして、自分の振る舞いを見直そうっと。

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