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なるほどわからん!システムコーチング

 ORSCで開催された、3日間のシステムコーチングの研修に参加してきました。ものの見方が変わるくらいに、素晴らしい体験だったので記録を残しておこうと思います。ただし、今後の受講者の体験を奪ってしまう可能性があるので、研修内容については触れずに純粋に自身が感じたことについて書こうと思います。
 システム?コーチング?何じゃそれは??と思う方、興味を持ってくれた方は、下記のリンクを御覧いただければと思います。


みなさんは学びのシステムです。と言われましても???

 研修中に何度となくリードから言われました。システムコーチングについて学びに言っているので、”システム”の理解は避けて通れません。でも、説明されても全然入ってこない。単語は理解できるんですが、頭の中で単語同士が繋がるのを避けて文脈を作るのを拒否してくる。。。でも2日目に突然気づきました。「あ、僕、いまシステムだわ」って。そしたら、今までの説明が、「あ。これ起こってるわ。こっちも」って、説明を受けた定義が、全部、目の前で起こっていることとつながって。なるほど、体感しないとわからんな。これは。と思いました。そして、言葉で理解しようとするのをやめました。学ぶためのは言葉が邪魔になるなーって。

話せる仲間がここにいた!!

 ストレートな感情、恥ずかしいような優しい言葉、みずみずしいほどの感性、ナイフのような鋭い指摘、壁を思いっきり蹴りたくなるような悔しさ、母性に溢れた包容、一歩踏み出せない自分に対するもどかしさ、日常生活で亡き者にされて出てこないようなエネルギーが、研修の場には全部ありました。体感100倍くらいの純度で。起点となる言葉を発すると、共感が生まれて、言葉がつながっていく。”くゎぁあー、わぁかるわーー”という言葉ともに、肺の中の空気を全部出しきったため息と、芯から共感してくれる仲間がここにいました。言葉にならない感性とか感情とかを大事にしてる人たちでした。もう、いい大人になって、こんなにワクワクする人たちと一度に出会える瞬間って奇跡なんじゃないのかっていうくらい。もー、ずっと話していられる気がしました。

魂が揺さぶられる瞬間

 この研修は基礎コース受講者を対象にした研修なんですが、僕は2年間のブランクがあります。基礎を受けた後に、ふとしたことで自分に向き合うことができなくなって、同時に自分にきちんと向き合わなくてはと思って、2年間の間に少しづつたくさんのひとに助けてもらいながら、自分とうまく向き合う方法を探ってきました。そして、やっとここに戻ってきました。でもいざクラスに出てみると、そんなに都合よく変わっているはずもなく初日は60%位の気持ちで帰りたかったです。自分でも理解できないんですが、自分の発言に自信が持てない、普通にふるまっているつもりだが、心拍が高まって誰の目も見ていない。自分の発言は的確なことを言えているのか。相手の芯に刺さるようないいことを言えているのか。ということばかりを気にしてました。そして、そのふるまいを変えたいなーと思っていました。研修の中では、それを”エッジ”という言葉で説明してくれました(もう少しだけ補足すると、今のふるまいを1次プロセス、今以外のふるまいを2次プロセス。ふるまいを変えるために超える必要があるのがエッジです)。2日目の終わりくらいに、ふと変化に気づきました。発言はしてもしなくてもいいのかー、伝えたほうがいいなーと思ったら、純粋に見えたこと、感じたこと、こうなんだろうなーってことをつたえる。「だってそう見えるから」。
 あとからふりかえってみると、多分「自分に向き合ってた瞬間」でした。そして多分、そのタイミングでシステムも強く感じてました。思うのは、エッジを超える体験って、魂が揺さぶられる体験だなーって。今回は自然に超えていたけど、思い出すと立って叫びたくなるよな、ざわざわと鳥肌が立ってうずくまりたくなるような。すごい瞬間がふと訪れてたなーって思ってます。あと、これに関しては、研修中のバディのあこさんには感謝しかないです。本当に自身が傷ついた体験を昇華してきた芯が強いコーチで、僕のとっ散らかった不安をひとつひとつ拾って受け止めてくれました。

Akiさんが言っていたことの意味がわかった、と思う

 研修の話とはそれるのですが、書いておきたいので補足します。たまたま研修の前に、自身の不安についての話をシステムコーチでもあるAkiさんに相談した際にもらった言葉と、研修でリードに教えてもらった言葉が重なったときに、Akiさんにもらった言葉の背景を共有することが出来た気がします。ありがとうございます。ほんと、ここまで見てくれていて感謝しかないです。

出来て当然、もっとできるだろうという自分自身を強く作り上げすぎて、出来ない自分を許容できなくなっている(自身のケアの仕方もわからずに周囲への憧れだけで自身を2次プロセスにさらし続けた)日々、自分を傷つけ続けている。そりゃしんどいよ。

Akiさんが言ってくれたコメント ※()は自身が補足

・私のエッジのイメージは崖の上に立っているという姿です
・1次プロセスも尊重します

研修でリードに教えてもらった言葉
エッジのイメージ(足元がおぼつかなければ次のステップは踏み出せない)

 認知すべきは1次プロセスなのだろうという確信。僕は、成果、歴史、自信の根拠。そういったものを認知せずに、2次プロセスへの憧れだけでエッジを越えようとしてたし、超えられない自分をひどく否定するうちに、どうやって向き合っていいのかわからなくなってたなー。なんかひどく典型的にわかりやすい罠をそのまま踏んでいた感じで、一連をつなげて俯瞰してみてみると、フフッとなってしまいます。

発音も理解も難しい「アライメント」という言葉

 今のところ、一番気になっている言葉です。システムコーチングの中では一度感情の対立を経て、同じ方向を見ていることへの気付きを促すことがあります。アライメントという行為なのですが、発音も難しいし、ニュアンスもつかめない。似た言葉にcooporation, integration, connection、もっと強い言葉にagreement:合意、があったりする。どうも一番引っかかっていて、このニュアンスをうまくイメージできると、システムコーチングへの理解も進む気がしています。良し悪しをジャッジしてそこに向けて場をコントロールするわけではない、認知を促してシステムの自律性に委ねる。そのサポートにはアライメントっていうことが、結構重要な意味を持っていると思うnですよね(今時点での個人の意見です)

アライメントのイメージ
(自身のルートは主張するけど、道標としていまここに立つっていうゴールとはつながるよ)

おわりに

 システムにコーチとして向き合う人たちは、互いに称える言葉として、「魂の勇者」という称号を使います。僕は、システムコーチングの入口でエッジを超える、魂が揺さぶられる瞬間を味わうという体験をすることが出来ました。これからも大変だなー、苦しいなーと思いながら、勇者として魂を揺さぶられる物語を体験していく気持ちでいます。ひとりではなく、たくさんの仲間を見つけられたので。なので、皆さんこれからもよろしくお願いします!!やっていきましょう。


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