理解できない家族のこと

こんなに全員タイプがバラバラな家族もいないよなと思う。

そんな世間的にみて「仲悪くはないけど少なくとも仲良いとは言い難い」我が家の話。

・父ー火風(A型)バリバリ仕事人間・経営者・亭主関白

・母ー地水(B型)のほほん専業主婦

・姉ー火(O型)おとなしくて頑固

・私ー水地(AB型)いくつになっても気ままな自由人

我が家は昔からずっとバラバラな家族だった。


寄り添うことを知らない父が開く家族会議はいつも父の独壇場だった。

父が出した結論に賛同するまで会議は終わらず、反論しようものなら10倍理詰めで返される。

もう話し合うのも面倒だし、自分たちのHPを消耗させたくない。

1分でも早く会議を終わらせたいから何も反論しない、言い返さない、感想も言わない、ただ短い返事で従うだけ。

超合理的で細かい父に、保守的で感覚派の母の考えは理解できなかった。

想いを大切にしたい母に、仕事人間の父の思考は理解できなかった。

そして変化を嫌う、コミュニケーションが苦手な姉と

気分が変わりやすく小心者だけどチャランポランなわたし。


本当はもっと仲が良い家族でいたかった。

歩み寄ろうと努力したときもあった。

でもいつもボタンをかけ違えたようにうまくいかなかった。

そうしてだんだん「無関心」が我が家のスタンスになっていった。

もう姉とは6年くらいまともに喋ってないし、連絡先も知らない。

家族と距離を取ってわたしだけ東京に出てきたのも、近すぎると余計にこじれると思ったからだ。

たまに会うくらいがちょうどいいし、嫌だったら無理して仲良くしなくていい。

「家族だから」

「血が繋がってるから」

そんな言葉はあまり好きではなかった。

他人とは良好な関係を築けても、やっぱり家族は難しい。

ずっとこのままでも仕方ない、理解できないのは仕方ないと思ってた。

エレメンツコード を知るまでは。

エレメンツコードという心の健康診断を知って、学んで、活用し出して早8ヶ月。

初めて人のこと、家族のこと、わかってきた気がする。

自分がされて嬉しいことをしてきた。

自分が傷つくことはやらないようにした。

自分が思う精一杯の思いやりを相手にもしてきた。

だから自分がほしい気遣いがもらえないと傷ついた。

そんなふうにずっと人とのコミュニケーションをとってきた。

でも違った。

相手が自分と似たタイプだったらそれで上手くいく。

でもこの世界には私が大切にしていることは、さほど重要だと思ってない人がいる。

私が良かれと思ってやっていることが、ありがた迷惑な人もいる。

色んなタイプの人がいることを知ってはいたけど、実感としてわかっていなかった。

だって1番身近な家族のことさえ何十年もわかっていなかったんだから。

本当に、まだ本当に、入り口に立ったところなんだなぁと思う。

自分のことも、家族のことも。

でもあのとき気付けてよかった。

あとで振り返ったときにそう思えるよう、少しずつ理解していこう。



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