ネットフリックスで”全裸監督”を鑑賞。社会人として”褒める”コミュニケーションは、とにかく発言だなと思った。

こんにちわ!TOKE運営メンバーのヤマゴリです。

自分の趣味は映画とゲームと読書、あとカフェとパン屋が好きなメンズです。

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(写真は、最近実家近くで大人気になっている福岡のパン屋。)

社会人1年目から映画好きになり、週5本ぐらいのペースで映画鑑賞をしていたのですが近所のツタヤが潰れてからはネットフリックスや、アマゾンプライム、Hulu、で映画やオリジナル作品を鑑賞するのがここ3年ぐらい定着しました。

友達からも「そんなに、サービスに加入しているの?」と言われるのですが、一度加入すると便利なことと、オリジナル作品の面白さにハマってしまい、加入し続けています。

特にネットフリックスがドキュメンタリー系の面白い作品が多くて、お気に入りです。

最初にネットフリックスに加入しようと考えたのは、テラスハウス目的でした。(これもドキュメンタリーの分野ですよね)

TOKEの運営メンバーに参加してからは、「人を褒めるって結局なんだろう?」と真剣に考えるようになりました。ちょっと自分の中でも結論が出ていないのですけど、「もしかして、こういうことなのかな?」って考えているヒントになりそうな、作品に出会いました。

全裸監督です。

(作品中の音楽も良いです。)

配信開始直後から、SNS上でも圧倒的な話題になっているアダルト業界の創世記を描いた全裸監督。

正直、連続ドラマ・エンタメ部門で人生ベスト5に入るぐらいの圧倒的な面白さでした。

村上春樹があらゆる要素を取り入れた小説のことを、「総合小説」と書いていましたけど、

全裸監督は「総合ドラマ」という新しいドラマの呼称が生まれています。

とにかく色んなポイントで鑑賞することが出来て、笑えるし、感動出来る作品なので、人によって見るポイントを変えることで感想が変わってくる奥深さ、すごいな。。

僕は実際の作品のテーマとは少し違うかもですが、

起業家を主人公とした経済ドラマとして鑑賞した部分が強かったです。

アダルトの規制にクリエイティブで戦う姿勢は、起業家のドラマとしても鑑賞することが出来ます。

で、本題ですが、(前置き長くすいません)そんな全裸監督からは、

「人を褒めるって結局なんだろう?」

と考えるヒントになる場面や物語がたくさんありました。

ネタバレにならない&核心のストーリーには触れない形で社会人的視点で褒めるというコミュニケーションという視点で整理したいと思います。

1)シンプルでもポジティブな言葉をとにかく投げかけるのが大事。

作品のモデル人物については、名前だけ聞いたことがありましたが、ほとんど実際の人物なのか知りませんでした。作品を鑑賞後にウィキペディアやYoutubeで実際の村西とおる監督を映像で見ると、

「ナイスですねー」 「ファンタスティック!」

というような表現で

出演女優をとにかく”褒める”のが代名詞になっている方で、ドラマ内でもそういった場面が多く出てきます。

(このへんの言葉の話し方が作品中かなり面白いのですが 笑)

森田望智さん演じる黒木香さん(この方も実際に活躍された人物)が、何故アダルトビデオに出演を決意するようになったのか?という背景部分も村西とおる監督と同時平行する形で物語が進められているのですが、

「人ってそういえば認めてもらえないこと多いよな」

というのが作品中の黒木薫というキャラクターへの自分の印象です。否定されるコミュニケーションがとにかく多い。

※このへんのキャラ設定等はフィクションも入っているようなので、あくまで作品内での描き方で書いてます。

(普段の話し方と作品内のギャップを強く感じるようになりました)

ちょうど80年代に流行したドラマだと3年B組金八先生とか、スクールウォーズとかのいわゆる学園ドラマと全裸監督の構成に近いです。

金八先生やスクール・ウォーズでも不良生徒と先生の人間関係が主体として描かれており、ストーリーの重要な要素なのですが、今回の全裸監督でも、それに通じるものがあります。

(黒木香さんはいわゆる不良生徒ではなく作品内では、お嬢様。実際の人物もそうらしいです)

今回の全裸監督、そして80年代の過去ドラマ作品でも共通して言えることは、「認めてもらうという経験が人生において少ない」ということが心を動かされやすい動機になっているように感じて、そこが主人公たちの悲しさだったり、強さになっていく部分でもあります。

「あなたのままでいいよ」という肯定してもらえる経験って実は日常でも少なくて、シンプルな褒め言葉が当時の出演女性達やに響いたのかなぁと感じます。

なので、良い表現が浮かぶ、浮かばない関係なく、

「いいね!」「似合ってるね!」

というポジティブな言葉で会話することを躊躇する必要無いんだなぁと。

2)真剣に向き合っていることを伝える。

全裸監督での村西とおると黒木薫の信頼関係がどのように構築されていくのか?というのも重要な物語のポイントのような感じがするのですが、

「あなたと真剣に向き合っています」

という関係性をはっきり言葉に出して伝えた方が、良い人間関係を生み出せるコツかもしれないと、鑑賞しながら考えることが出来ます。

人間関係が構築出来ていない人(はっきりしていない人)からポジティブな言葉を投げかけられても、「嘘つけ~」ってなっちゃいますよね。

美容室でも初回で会って5分とかで

「いやー、かっこ良いですね~」

(いやいや!嘘つけ!)

って心の中で思っちゃいます。

相手を褒める、何かを認めるというコミュニケーションにおいて、人間関係をはっきり伝える、定義づけするというのも大事なのかもしれません。それは、

「あたなのことを真剣に考えているよ」とか、

「高校からの友達として言うけどね」みたいな言葉です。

最初に「関係性をはっきり言う」というのは伝えるポイントで、関係性をはっきり言う」というのは伝えるポイントですね。

相談されたりした場合は、はっきりと自分の真剣度合いを感じ取ってもらうだけではなく、伝えるのが大事なのかもしれません。

3)目的をしっかりと共有すること

ちょっと1対1での褒めるコミュニケーションの視点で書きましたが、1対複数のグループ全体とポジティブなコミュニケーションの取り方も考えさせられます。

作品のなかで村西とおる監督は

「ナンバーワンの作品を目指すぞ!」

とか

「日本を世界を驚かす作品にするぞ!」

と叫ぶように仲間たちに宣言するような場面が多いのですが、こうした褒めるコミュニケーションにおいても、目標をしっかりと相手と共有して、「何のためにこうしたポジティブな言葉を使っているのか?」ということを定義づけることも大事だなと。

恐らく常日頃から目標の共有がされた状態だと、

「ああ、この先輩はあの高い目標持って頑張りながら、僕のこと褒めてくれた。嬉しい」

という風に伝わる言葉になっていきます。

作品内でもこうした「俺はこうなる!」という宣言をはっきりと伝えていることが褒めるというコミュニケーションに重要ですね。

まとめ

全裸監督の感想を少し社会人のコミュニケーションの視点で書きましたが、(実際の作品の鑑賞の視点とズレるかもですが)

作品のCMの言葉ですが、「窮屈な時代だからこそ、ありのままの人間を描く」という部分にも通じるのですが、コミュニケーションにおいても自分の中で勝手な思い込みや、ルールという縛りを作っているのかもしれません。

大切な友人や家族との関係性を良くしたい、元気にしたいという、褒めるというコミュニケーションの目的は人それぞれ、場面それぞれです。

遠慮せずに、お互い元気になる会話をたくさんしていきたいと考えました。

全裸監督はとにかくいろんな視点、軸で楽しめるドラマなので、オススメです。

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