8.Google広告動画キャンペーン『YouTube広告』にVAC追加
こんにちは、Yuukiです。
今回は、新人Webマーケター向けの記事になります。
YouTubeの全世界のユーザーは月間20億人とも言われています。
日本だけでも月間3000万人ほどが視聴していると公表されています。
何か物を買う際にYouTubeで実際に使っている人の感想などを参考にできることが消費者にとってとてもメリットがあることが浸透してきているため、YouTubeの広告効果はドンドン上がっていると思います。
ボクもコアラマットレスを購入するときは、YouTubeを参考にさせていただきました!!
YouTubeを無料で見ている際に、動画の前後や合間に差し込まれるCMはYouTube広告と呼ばれますが、Google広告管理画面上では「動画キャンペーン」と称されています。
その中でも目的によって様々なプロダクトを用意してくれていますので、紹介します。
1)ファネルとプロダクト(広告フォーマット)
まずは、ファネルに対してGoogleが用意してくれているプロダクト(広告フォーマット)が4つあったのですが、2020年11月から新たに『VAC』が開発されて、5つになりました。
⇩※【ファネル】(目的):プロダクト名
【 認知 】(リーチ) :バンパー広告
【 認知 】(リーチ) :TrueViewリーチ
【 検討 】 (態度変容):TrueViewインストリーム
【行動】 (行動変容):TrueViewアクション
【行動】 (行動変容):VAC 「Video Action Campaigns」
◎バンパー広告
バンパー広告は「スキップできない6秒CM」です。
スキップできるCMは5秒でスキップできるのですが、このバンパーは強制的に6秒フルで視聴させる広告で、その分安く出稿することができます。
◎TrueViewリーチ、TrueViewインストリーム
TrueViewリーチ、TrueViewインストリームは「スキップできる広告」「スキップできない広告」を選ぶことができます。
スキップできない広告は強制的に視聴させることはできても、その内容が視聴者にとって求めていなければブランドのイメージを損失してしまう可能性もあるため、クリエイティブ(広告動画)を作り込む必要があります。
TrueViewリーチ、TrueViewインストリームの違いは、ファネルや目的という点ですので、機械学習のポイントや入札方法が異なっています。
◎TrueViewアクション
TrueViewアクションも「スキップできる広告」「スキップできない広告」を選ぶことができ、さらに視聴者への行動を促すために「コンパニオンバナー」や「行動を促すフレーズ オーバーレイ」、「自動終了画面(PC7秒、モバイル5秒)」を出すことができます。
機械学習は設定されたコンバージョンを目的に動きます。コンバージョン数やコンバージョン単価を気にするなら、TrueViewリーチやTrueViewインストリームは選ばない方が良いと思います。
◎新商品VAC 「Video Action Campaigns」
TrueViewアクションをさらに進化させたプロダクトとして、2020年11月にリリースされました。
Googleが言うには、「従来のTrueViewアクションより、1ドルあたりの獲得コンバージョン数が20%以上も多い」という驚異的なプロダクトになっています。
CMが流されるところがTrueViewアクションとは異なり、以下に配信されます。
・YouTube Home feed
・Watch page
・Google video partners
・Watch Next ※2021年内に追加予定
・TV機器でのYouTube視聴面 ※2021年内に追加予定
設定はほぼTrueViewアクションと同じで、異なるのは「広告グループの種類」の項目で「レスポンシブ」を選択するだけです。
「標準」を選択すると従来のTrueViewアクションになります。
2)要注意!Google広告管理画面ではプロダクト名などは出てこない!
Googleは広告管理画面をユーザーフレンドリーに設計しているため、上記のプロダクトに関する知識がなくても設定できるようにしてくれています。
全てを把握したい人にとっては逆に混乱してしまうこともあるかもしれません。
例えば、動画キャンペーンを作成する際に一番最初に選択するのは、キャンペーンの目標になります。
<キャンペーンで達成したい目標を選択>
・販売促進
・見込み顧客の獲得
・ウェブサイトのトラフィック
・商品やブランドの比較検討
・ブランド認知とリーチ
・アプリのプロモーション
・来店数と店舗売上の向上
・目標を指定せずにキャンペーンを作成する
これらの選択後に、動画キャンペーンや検索キャンペーンなどの使用可能なプロダクトを選び、目標のサブタイプを選択します。
最初の目標によっては、動画キャンペーンを選択することはできないこともあります。
例えば、『TrueViewアクション』を実施したい場合は、「販売促進」「見込み顧客の獲得」「ウェブサイトのトラフィック」をどれかを選び、サブタイプで「コンバージョンの促進」を選択することで、結果として『TrueViewアクション』の設定画面に移行することができます。
「販売促進」「見込み顧客の獲得」「ウェブサイトのトラフィック」によって、機械学習の挙動が変化することはなく、あくまでもユーザーを目的に沿って正しくナビゲーションするためのラベリングとしての意味合いで分かれています。
YouTube広告は、それぞれのプロダクトで目標を特価させている為、何のために広告出稿するのかをしっかり確定させてから出向することが特に重要となります。
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