三鷹市独自の受動喫煙防止条例(素案)についてパブリックコメントが行われます。

三鷹市議会議員の山田さとみでございます。

1年前の令和元年第2回定例会、三鷹市議会議員となって初めての一般質問では、受動喫煙対策について質問しました。
都の補助率10分の10の全額補助で、公衆喫煙所整備への支援制度を設けており、これを活用して、換気設備を備えたコンテナ型の喫煙所などを整備すること
東京都では、議員提案により、子どもを受動喫煙から守る条例が制定されている。喫煙をしようとする者は、公園や学校周辺において子どもの受動喫煙防止に努めなければならないとされている。学校の敷地のすぐ近くや子どもが遊ぶ公園内やその周辺など、子どもを受動喫煙から守るため、喫煙に関する一層のマナー向上、普及啓発が必要と考える。等市の見解を伺いました。

この一般質問で指摘した点が正に反映された形となりました。

都民ファーストの会が東京都議会で最大会派になってから、小池都政において一気に進んだ、たばこを吸う方も吸わない方も気持ち良く過ごせる受動喫煙防止策に関して、三鷹市においても大きく2点、前進する事ととなりましたのでお伝えします。

まず1点目は、以前もお伝えしましたが、コンテナ型の喫煙所の設置です。

市ではコンテナ型の喫煙所を来月7月末より設設置予定です。たばこを吸う方も吸わない方も気持ち良く過ごせるような環境整備についてこれからも提言して参ります。
詳しくはこちらをご覧ください。

(イメージは三鷹市ホームページより抜粋)

2点目は、タイトルにある通り、本日、2020年6月23日から 2020年7月14日まで「三鷹市受動喫煙防止条例(素案)」のパブリックコメントが行われます。私も関連資料を読みましたが、国や都の制度と比較して、三鷹市独自の内容が含まれたものとなっています。

概要は以下です。
「三鷹市では、市民、事業者等の皆様と協力して、受動喫煙による健康への悪影響を防止し、誰もが健康に暮らせる安全で快適な生活環境の確保を進め、必要な環境整備をして、喫煙する人としない人の共存を図るとともに、受動喫煙及び喫煙による健康への悪影響に関する正しい知識の啓発や教育などを行っていく。

市、市民、事業者等の責務
それぞれの責務を明らかにする。

市の施設での喫煙禁止
定められた市の施設の敷地内及び隣接する路上を禁煙とする。
受動喫煙を生じない対策を行った喫煙所として定めた場所を除く。

子どもの受動喫煙防止
学校、市の児童福祉施設などの子どもが集まる施設については、敷地内及び隣接する路上を禁煙とする。
市が管理する公園なども禁煙とする。
通学路においては、喫煙する人は受動喫煙を生じさせることがないよう配慮しなければならない。

三鷹市路上等喫煙マナーアップ区域及び三鷹市路上等喫煙禁止区域の指定
特に受動喫煙防止を推進する区域を指定する。
喫煙マナーアップ区域では、受動喫煙を生じさせることがないよう配慮しなければならない。
喫煙禁止区域では、禁煙となる。」

といった内容です。
詳しい条例の内容はこちらをご覧下さい。

記載のマナーアップ区域は以下です。三鷹駅周辺エリアです。

大切なのは、たばこを吸う方も吸わない方も気持ちよく過ごせるルール作りと、子どもを受動喫煙から守るという事。
よくご相談頂くのは、歩きタバコ、ポイ捨て、路上喫煙について。歩きタバコは高温の部分が子どもの目線に来て本当に危険です。路上喫煙に関しては、マナーを守っていらっしゃる方も多いと思いますが、「あの場所はいつも煙たい」など、私のもとにも厳しいご意見をいただく事はやはり多くあります。
ルール作りに加えて、喫煙所の設置等も合わせて行い、ソフトとハード両面からのアプローチで、皆が気持ち良く過ごせるようにしなければなりません。

より良い条例となるよう、皆様のご意見をお聞かせ下さい。
三鷹市へパブリックコメントをお寄せ頂ける方はこちらをご覧下さい。

宜しくお願い致します。


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