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絵日記 2024/09/30 絵を描かなきゃ死ぬ、という思いが薄れて来てる


ヒガ

 こんにちは。今日の一枚はいつものやつ。これも資料などなしで、想像力と今まで取り溜めた引き出しだけで制作しました。
 デフォルメの絵柄のバストアップは何気に久々なのではないかと思うんですが、まあ危なげなく描けていますし堅実な出来ではないかなと思います。顎のラインが一部ガッと歪んでしまっていたり、シャツの襟元の構造がよくわからなくて誤魔化したりなどしているんですが。

 また絵に新鮮味を感じられなくなって来ていて、それがモチベの減少にかなり加担してしまっている気がする。このところは比較的楽しい気持ちで絵を描けていたんですけれども、早めに新しい要素を見込まないと先がないなあ、と。
 とりまもう少し引き出しを広げるために、またしばらくはピンタレストで資料を集めつつ描く体制に戻して行こうかなと思っています。やっていきたい。


 さて、今日の起床は八時半。
 昨日はお絵描きをお休みにして半日ぼんやりネットを流し見たりしていたんですけれども、昼あたりからどっと疲れが込んできまして、布団の上でずっとトロトロまどろんでいたりなどした。
 今朝もなんだか疲れが抜けていないなという感想で、まあ描く気力が湧かないようなら無理せず今日も休みにしておこうかなと思っています。おそらく朝起きたばかりで気だるいだけで、もう少しして血圧などが上がってきたら元気になるとは思うんですが。

 先ほども書いたように、ここんところは比較的「絵描くの楽しい!」って気持ちで作業ができていたんですが、一方で今まで抱えて来たようなお絵描きに対する使命感というか、「俺は描き続けなければ死ぬ人間なのだ…」みたいなクソデカ感情がおおよそなりを潜めつつある。
 何かっていうと、別に描きたいときに描きゃあいいし、描きたいものを描きゃあいいしで「俺は特別な人間だから、特別な動機や心構え、勢いで絵を描かなきゃいけない」みたいな崇高な意志を持ってやるべきものでもなくなってきたな、って感じがあるんですよね。

 実際に過去十年間ほどの私は、そういう動機でガチガチに自分を固めてなんとか絵にしがみついていた。絵の他に継続できていることもなく、自分の描いているものを否定されると自分には誇れるものが何一つなくなってしまう。
 そういう環境下でやっていたので、必然何か大きな敵をバックに死に物狂いで戦っているような気持ちになっていたし、自分には絵しかない! だから絵を描かなければ死んでいるのと同然だ!!! みたいな倒錯的な意志を持ってなんとか前進し続けていた。

 まあ、私も歳をとったということなのでしょう。一通りいろんなことを経験して視野も広がってきたし、そもそも体力がかなり先細って来ているので若い頃のようにガツガツやることがもうできない。
 必然、別に描かなくてもいいけど描いてりゃ楽しいから描くわね、くらいの、平易な動機づけで絵を描く体制に移行しつつある。

 別にどちらが間違っているとか正しいとかいう話ではないと思っています。ただ、あの頃の死に物狂いで絵をやっていた自分に、もう少し肩の力を抜いてもいいんだよ、くらいのことは言ってやりたい気持ちがある。まあゆーて楽しかったですけどね、あの頃も十分。充実していたし。

 なんだかいろんなことが次のステージに移り始めている動きを感じており、まあぬるっとおじさんになっていけるといいなと思うんでした。

 今日も適度に始めていきます。

 ではまた次回。

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