天然パーマに悪い奴はいない
おれは別に天然パーマじゃなくてもちろん金かけて生み出した人工的パーマネントである。
ここ数日、自分でギターを弾いて歌をうたったり、先輩のバンドを渋谷に見に行ったりした。おれはその先輩の事、どんな人なのかよく知らないけどステージの上で語る言葉や演奏には説得力を伴った魅力を肌で感じた。悔しいとか気持ち良いとかが混ざって、蚊に刺されを衣服の上から掻きむしっているみたいな、歯痒い気持ちになった。
朝まで飲んで友達とファナファンクラブを聴きながら、家系ラーメンの行列を待った。
二日酔いのおれの脳みそに擦り込まれていた、超自殺的眠剤依存症がファナファンクラブで洗われ、友達と食べたラーメンと一緒に血液になるのを感じた。
全然まだまだおれはトリンテリックスがやめられそうにはない。
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1年ほど前猫を飼っていた。
ツァイハラって名前にした。どうも辛い物と炭酸飲料ばかりを好み、ずっと夢があると語っていた。野良のくせに散歩に行っては爪の色と髪の色が木村カエラくらいの頻度で変わって帰ってくる面白い猫だった。
どこかのサラリーマンに里親が決まったらしく、最後はニャーニャー泣きながら荷物をまとめていた。
広くなった2DKのリビングでおれもワンワン泣いた。1人では持て余すなと思いすぐ引っ越す事にした。
おれは多分最後の最後まで独りで生きて、独りで死んでいくんだろうなあ〜。
人生、太く短く。
めっちゃ2億円欲しい。
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