はじめての投稿。今週からwebデザインの学校に通うことになりました、A子と申します。
あと数日で33歳の独身女です。
自己紹介ということなので、webデザイナーを志すまでの経緯を書いておこうと思います。
まず、私は30歳までは漫画を描くのが趣味な普通のOLでした。
漫画は、社会人から始めました。本業よりはるかに必死になっていたけど、所詮趣味の範囲でしかないと思っていました。
ところが、30歳のときにとある出版社の方に「うちで連載を前提に漫画を描いてみないか」と声をかけられたのです。
そして、なんとなく描いてみた漫画が、また別の出版社の漫画賞を受賞したことをきっかけに、
「あれ?もしかして私、漫画でごはん食べられるレベルなのかな?」
と舞い上がってしまい、次第に漫画にどっぷりの生活を送るようになっていきました。
その後も、3連続で自身の漫画で賞を頂き、担当編集さんと連載企画を考えたり、取材をしたり、スキルアップのために漫画家さんのアシスタント(主に背景を描くお仕事です)もするようになり、多忙でありながら、充実した日々を過ごしていました。
ところが、まあ連載会議が通らない。本当に通らないのです。
「賞は応募すれば受賞するレベルだから、もう賞には出さなくてもいい」「でも連載会議には通らない」
そして当然その間は無給。このもどかしい層が一番しんどいのです。
「エンターテイメントとは何なのか?」
「面白いはどうしたら作れるのか?」
「間口が広い題材、でも斬新で、フィクション感が出ない実感の伴った企画とは?」
わ、わ、わかんねえ~~~~~!!!!!!!!!
編集さんと打ち合わせを重ねるたびに、何が正解なのか、何が書きたいのか、何を私に求められているのかどんどん分からなくなるのです。
アシスタントで絵のスキルを上げても、いろんな脚本術の本を読んでも、手当たり次第に映画やドラマや売れてる漫画を研究して企画作りのスキルを上げても、どんどん追い詰められて最終的に漫画が描けなくなってしまいました。
年齢的なこと、経済的なこと、今後の不安、いろいろあったんでしょうが、結局は精神的に参ってしまったんだと思います。
「漫画はスキルをいくら上げても食べていけない可能性が高い」
「スキルが上がった分だけ、きちんと評価されて、ちゃんと食べれる職に就きたい」
「でも全く興味も向上心も持てない仕事を、お金のためと割り切って1日8時間もすることは出来ないのは知ってる」
「多少興味があって、自分の勉強次第でどんどん上にいける仕事がないものか」
そう思ったときに、同じく漫画を描いている長年の友人にwebデザイナーを薦められました。
彼女自身もwebデザイナーから勉強を重ねてwebディレクターになった人でした。
いつもskypeで「漫画も楽しいけど、仕事も楽しいよ」と言っていた彼女がさらっと描くイラストがとってもおしゃれで、配色が完璧で、垢抜けていて、私は憧れていました。
仕事でデザインとか配色とかフォントとか面白そうなことを勉強できて、それで生活できるだけのお金がもらえて、そのスキルが趣味にも生きるだなんて、なんて素敵なんだろう、と。
結局、漫画家にはなれなかった。でもやっぱり私は何かを作りだす仕事をしたい。
今は紙媒体よりwebの時代ということもあり、こういった経緯で私はwebデザイナーを志すことになったのでした。
不思議なことに、そう決めた瞬間、漫画や絵に対する肩の荷が下りて、趣味として楽しく続けていこうと前向きな気持ちにもなれました。
今の私の理想は、仕事も趣味も、興味と向上心を持って、レベルアップし続けること。
そして、仕事のレベルアップが趣味に、趣味のレベルアップが仕事にフィードバックされていくこと。
年齢的にも厳しいことは分かってますが、頑張ります。
初回授業は12日から。
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