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もう二度と女とバンドは組みたくないがお前らが羨ましい

こんにちは!
VRChatを中心に、 Johnny Henry というバンドでライブ活動をやっているYAMADAというものです。怖いタイトルでごめんね。

この記事はmemexという激ヤバユニットが主催しているVR音楽活動のススメ Advent Calendar 2020という企画に寄稿する記事となっております。
VRでライブするやり方や機材についてなどはすでに多くの方が触れているので、またちょっと別な視点から書いてみようと思います。よろしくね。
では、本題です。

変なタイトルについて

みなさん、バンドって組んだことありますか?
オリジナルでやるバンドといえば、自分は学生の頃に一度組んだきりです。
時代遅れのパンクロックをやる、男女混合の若いバンド。そんなバンドもメンバーがライブハウスに忘れた携帯から、ほかのバンドの悪口を吐きまくるTwitterの裏垢が流出して見事解散。二度と女とバンドなんてやるかよと思いました。そんなこんなで、リアルの音楽からはドロップアウトしましたとさ。

でもバーチャルで音楽ブイブイ言わせてる連中観てくださいよ。男女ユニット多くないですか?しかもめっちゃカッコイイんですよね。ぶっちゃけめちゃくちゃ羨ましい~~~~だって顔も年齢も服の好みも知らなくてもお互いの才能さえ信じてればできるってその関係性が羨ましい~~~~~~!!!うわ~~~~~~~!!!

そういうわけで、自分もバンドを組みました。VRで。でも全員男でした。

VRでバンドをやる意味

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これうちのバンド!わ~~~~かっこいい!!
それはさておき、やってみてわかったことですが、めっちゃメリットありました。いいことづくめ。いくつかまとめていきますね。

・ランニングコストかからん
リアルだと、移動費、スタジオ代、打ち上げ代、ラーメン代、とにかくかかるんですよね。挙句の果てに出演費。なんでこっちが払わなきゃいけないわけ?俺たちそんな無価値か?なんで出演費が税金より高いんだ?国よりハコに金払ってるってなんだよパンクできねぇよ…

・移動が楽
楽って書きましたが移動がないです。重たい機材持たなくてもいい。電車にギター持って乗るとめっちゃ睨まれる。俺は社会に居場所なんてない。そんな思いをしなくていい。

・終電がない
これ!!!!!!!!出番終わったら好きなだけ飲んで終わったら朝まで心置きなく打ち上げ!!!!!!

・ガラパゴスな世界で強く生きるという一体感
一番重要なことなんですが、うちのバンドは全員やってきたジャンルがまるで違います。ボーカル・ハーモニカの自分はブルースやパンク、ソウル。ギターの藍葉ちゃんはメタル。ベースのもいもいはファンクやロキノン。ドラムのハタさんはジャズ、オルタナ、いまはエレクトロ作ってる。普通だったら出会って五秒で音楽性の違いで解散モノなのですが、VRで音楽をやる、しかも生演奏で。めっちゃ面白いじゃんという気持ちが4人を支えています。別ジャンル特有の化学反応も面白いし。バンドはいいぞ。

とまあメリットばかり挙げてきましたが、もちろんここがダメってとこも……

・初期投資がデカい
VRChatやVRSNSが動くパソコンって結構しますよね。通信環境も安定してないといけないし(この問題でつい最近までうちのバンドもラグがひどかった)、一生モノの楽器が買えるくらいの額がかかります。メンバー4人中3人がフルトラッキングなので感覚麻痺ってますがおかしいよこんなん。

・仲間を見つけるの大変
能動的にいかないとともに音楽をやるソウルメイトなんて見つかりません。リアルも同じか……?ともかく、音楽やってる人の絶対数が少ないです。そんな中で気が合うやつなんてなかなかいない。

・売れてるやつ見るのつらい
いやこれリアルでもそうなんだけど。バズったり売れたなら出世のチャンスを分けてくれ。俺たちも頑張るから。アッこれ今月の友達料です……

つまり

自分で書いててよくわからなくなってきたのですが、現実と割と一緒ですね。バーチャルのほうが面白いことがやれると思った人はもちろんですが、リアルの音楽に疲れたり脱落した、自分のような人間の行きつく先でもあるなーと思います。

バーチャルならではのことをやる、ってのもいいと思うんですが自分が運営しているバーチャルライブハウス、V-Kitazawa AWAKEのコンセプトはなるべく現実のライブハウスに近い体験を提供すること。
リアルタイムで照明を動かすスタッフがいて、DJテーブルやモニタースピーカーの有無を転換したり、緞帳を下ろして登場を演出することもできます。もちろん転換BGMや客電もありますよ!!!

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照明が点いてないとこんな感じ。

今では多くの人が関わって運営するライブハウスになりましたが、結局のところリアルの音楽に未練がある自分のワガママで成り立ってしまったのかもしれません。言いたいのは、VRを逃げ場にして音楽始めたって全然いいじゃんってこと。ここで行われるのは仮想のイベントですが、体験は本物です。ゴーグルや液晶を通して見える演者の生きざまが、脚色なしのそのままの姿なのです。みんな楽しんでくれてるって信じてます。

終わりに

散文駄文にここまでお付き合いいただきありがとうございました。
要は、リアルでの音楽が嫌になったのでVRでやってみたらめっちゃ楽しかったよという記事でした!!この記事でなんかい「めっちゃ」って使った?
VRで音楽するの楽しいよ~~~~~~一緒にやろうよ~~~~~~~AWAKEに出たかったらYAMADAに声かけてね~~~~!!って感じです。ほなまた!

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