なぜ軽いマシンは有利なのか。②

前回からの続きです。

ここで物体の運動方程式を考えてみる。
f=ma
物理の教科書の1ページ目に出てくる式である。

f:力(モーターなどから伝わってくる力や、コーナーで壁から受ける力など。)
m:質量(マシンの重さ)
a:加速度(速度が時間あたりどのくらい変化するか)
である。

ここで、マシンにある力fがかかった場合(例えば0からの加速でタイヤが地面を蹴るとき)を考える。そのとき、質量mが小さいと相対的にaが大きくなり、mが大きいとaは小さくなる。

つまり、mが小さいほうが、力がかかったときに、加速度aの変化が大きくなるということで、
簡単にいうと、同じ力がかかったときに質量が小さい方が、その力が加速度に効率的に伝わるよ、ということである。

以上より、軽いマシンは少ない力で効果的に加減速ができるので、一般的には有利であると言えるのではないでしょうか…たぶん、きっと。


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