山田耕史

ファッションアナリスト

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「ファッションは文化である」をテーマにした、知的で読み応えのあるファッションコンテンツです。 記事の軸となるのは、僕が収集している昔のファッション誌。 昔のファッション誌には、現代に語り継がれていない、見たこともないファッションが沢山眠っています。 記事にはそんな昔のファッション誌の画像を数多く掲載するので、ヴィジュアルを眺めるだけでも楽しめます。 また、ファッションが生まれる背景には、政治、経済、音楽、アートなどの様々な要素が絡み合っています。 そういった背景を多面的に掘り下げ、ファッションはもちろん、それ以外の分野の知識も学べるようにしたいと思っています。 といっても、僕もまだまだ勉強中の身ですので、僕が学んだことを皆さんにシェアする、と表現したほうが正しいかもしれません。 その他、僕が敬愛する川久保玲や田中啓一をはじめとしたファッションデザイナーの後世に残したい作品の紹介や、現在のファッショントレンドの分析など、様々なファッションにまつわる知的好奇心を刺激するコンテンツをお届けします。

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記事一覧

20471120、ビューティービースト…1990年代の日本でアヴァンギャルドなデザイナーズブランドが生まれた理由。

1990年代のデザイナーズブランドブーム 日本のデザイナーズブランドが最も脚光を浴びたのが1980年代で、その代表がやはり「御三家」と呼ばれ、今も絶大な人気を誇るイッ…

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山田耕史
9か月前

【2007年】経済視点で考える。ディオール・オムのぴっちぴちスキニーパンツがリバイバルする可能性。

今回ご紹介するのは「POPEYE」2007年2月号です。 これまでの「山田耕史のファッションノート」でご紹介してきたファッション誌どれも1980年代や1990年代のもの。 2000年代…

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山田耕史
10か月前
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【1985年】DCブランドと「普通の古着」が織りなす、時代を超える普遍性のあるファッション。

今回ご紹介するのは「POPEYE」1985年9月10日号です。 新鮮に見えるDCブランドファッション 前回は1987年、そして前々回は1986年と、最近は1980年代のDCブランドブームに関…

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山田耕史
10か月前
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【1987年】DCブランド×ケミカルウォッシュジーンズ。今新鮮な80sの大ヒットファッション。

前回の記事では、「ホットドッグプレス」1986年5月10日号を軸に、DCブランドブームとDCブランドの革命的なビジネスモデル、そして1980年代の日本経済についてご紹介しまし…

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山田耕史
11か月前
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【1986年】語り継がれないDCブランドブームの格好良さと、実は優秀だったビジネスモデル。

「山田耕史のファッションノート」第1弾では、第二次世界大戦後から1980年代初頭までの日本経済についてご紹介しました。 そして、前回の第3弾では1989年のバブル崩壊から…

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山田耕史
1年前
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【1995〜99年】Boonの「ページ端っこ広告」に見る、ハイテクスニーカーブームの熱狂と没落、バブル崩壊後の日本経済。

2023/7/24追記 noteでの記事の更新は停止し、記事の更新とサブスプリクションは「山田耕史のファッションブログ」内「山田耕史のファッションアーカイブ」で行っています。…

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山田耕史
1年前
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原宿が「裏原系」を生み出し、世界のファッションの首都となった理由。

2023/7/24追記 noteでの記事の更新は停止し、記事の更新とサブスプリクションは「山田耕史のファッションブログ」内「山田耕史のファッションアーカイブ」で行っています。…

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山田耕史
1年前
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戦後経済と「ジャパニーズ・デザイナー・アズ・ナンバーワン」。1982年にコムデギャルソンとヨウジヤマモトが起こした「中古感覚…

2023/7/24追記 noteでの記事の更新は停止し、記事の更新とサブスプリクションは「山田耕史のファッションブログ」内「山田耕史のファッションアーカイブ」で行っています。…

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山田耕史
1年前
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普通の40代以上ためのメンズカジュアルファッションマニュアル

目次 ・「普通の」40代以上の男性が参考にできるファッションメディアは少ない ・40代以上のメンズカジュアルファッションで大切なこと ・まずは清潔感 ・世界一のコストパ…

山田耕史
5年前
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20471120、ビューティービースト…1990年代の日本でアヴァンギャルドなデザイナーズブランドが生まれた理由。


1990年代のデザイナーズブランドブーム

日本のデザイナーズブランドが最も脚光を浴びたのが1980年代で、その代表がやはり「御三家」と呼ばれ、今も絶大な人気を誇るイッセイ・ミヤケ、ヨウジ・ヤマモト、コムデギャルソンでしょう。

1980年代中盤にはDCブランドブームが到来。

ですが、1988年頃にはDCブランドブームは終息し、1990年代初頭のメンズファッションは渋カジに代表されるカジュアル

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【2007年】経済視点で考える。ディオール・オムのぴっちぴちスキニーパンツがリバイバルする可能性。

【2007年】経済視点で考える。ディオール・オムのぴっちぴちスキニーパンツがリバイバルする可能性。

今回ご紹介するのは「POPEYE」2007年2月号です。

これまでの「山田耕史のファッションノート」でご紹介してきたファッション誌どれも1980年代や1990年代のもの。
2000年代のファッション誌をご紹介するのは初めてです。
そのきっかけとなったのが、こちらのツイート。

2000年代に大流行したスキニーパンツについて、これまで何度かツイッターで触れたことはあったのですが、今回は非常に多くの

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【1985年】DCブランドと「普通の古着」が織りなす、時代を超える普遍性のあるファッション。

【1985年】DCブランドと「普通の古着」が織りなす、時代を超える普遍性のあるファッション。

今回ご紹介するのは「POPEYE」1985年9月10日号です。

新鮮に見えるDCブランドファッション
前回は1987年、そして前々回は1986年と、最近は1980年代のDCブランドブームに関する記事が続いています。

理由は単純に、非常に新鮮に見えるから。
そして、今回ご紹介する「POPEYE」1985年9月10日号も同じように、非常に新鮮に見える上に、単純に格好良いのです。
なので、いつものn

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【1987年】DCブランド×ケミカルウォッシュジーンズ。今新鮮な80sの大ヒットファッション。

【1987年】DCブランド×ケミカルウォッシュジーンズ。今新鮮な80sの大ヒットファッション。

前回の記事では、「ホットドッグプレス」1986年5月10日号を軸に、DCブランドブームとDCブランドの革命的なビジネスモデル、そして1980年代の日本経済についてご紹介しました。

「チェックメイト」1987年9月号
今回の記事の軸になるのは「チェックメイト」1987年9月号。表紙に「人気DCブランドベスト10」とあるように、DCブランドにフォーカスした内容です。

この頃の日本経済は本格的なバブ

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【1986年】語り継がれないDCブランドブームの格好良さと、実は優秀だったビジネスモデル。

【1986年】語り継がれないDCブランドブームの格好良さと、実は優秀だったビジネスモデル。

「山田耕史のファッションノート」第1弾では、第二次世界大戦後から1980年代初頭までの日本経済についてご紹介しました。

そして、前回の第3弾では1989年のバブル崩壊から、1997年のアジア通貨危機までの日本経済をご紹介しています。

今回ご紹介するファッションアーカイブは「ホットドッグプレス」1986年5月10日号。

1980年代後半の日本経済というと、バブル景気のイメージが強い時代ですが、

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【1995〜99年】Boonの「ページ端っこ広告」に見る、ハイテクスニーカーブームの熱狂と没落、バブル崩壊後の日本経済。

【1995〜99年】Boonの「ページ端っこ広告」に見る、ハイテクスニーカーブームの熱狂と没落、バブル崩壊後の日本経済。

2023/7/24追記
noteでの記事の更新は停止し、記事の更新とサブスプリクションは「山田耕史のファッションブログ」内「山田耕史のファッションアーカイブ」で行っています。

詳しくはこちらの記事をご覧下さい。

貴重な情報源だったスニーカー広告1980年生まれの僕にとって、ファッションの原体験のひとつになっているのが1990年代後半のハイテクスニーカーブームです。

そして、↑の座談会の冒頭で

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原宿が「裏原系」を生み出し、世界のファッションの首都となった理由。

原宿が「裏原系」を生み出し、世界のファッションの首都となった理由。

2023/7/24追記
noteでの記事の更新は停止し、記事の更新とサブスプリクションは「山田耕史のファッションブログ」内「山田耕史のファッションアーカイブ」で行っています。

詳しくはこちらの記事をご覧下さい。

今回ご紹介するのは「ブルータス1996年6月1日号」です。
特集は「原宿をつかまえろ!」。

目次にはこうあります。

誌面冒頭のページで取り上げられているのは浅野忠信さん。「これから

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戦後経済と「ジャパニーズ・デザイナー・アズ・ナンバーワン」。1982年にコムデギャルソンとヨウジヤマモトが起こした「中古感覚革命」。

戦後経済と「ジャパニーズ・デザイナー・アズ・ナンバーワン」。1982年にコムデギャルソンとヨウジヤマモトが起こした「中古感覚革命」。

2023/7/24追記
noteでの記事の更新は停止し、記事の更新とサブスプリクションは「山田耕史のファッションブログ」内「山田耕史のファッションアーカイブ」で行っています。

詳しくはこちらの記事をご覧下さい。

昔のファッション誌で知る、見たこともなかったファッションこんにちは。
山田耕史です。
学生の頃からファッションが大好きで、今も好きなファッションを楽しむこと、人に楽しんでもらうことを仕

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普通の40代以上ためのメンズカジュアルファッションマニュアル

目次
・「普通の」40代以上の男性が参考にできるファッションメディアは少ない
・40代以上のメンズカジュアルファッションで大切なこと
・まずは清潔感
・世界一のコストパフォーマンスブランド、ユニクロの危険性
・ユニクロで買うべき商品
・シンプルでベーシックな服は匿名性が高い
・誰にでも似合い、いつまでも着られる服
・合わせる服を選ばない
・カジュアルファッションにおける品=シンプル
・ユニクロの地

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