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月例のお護摩の日

本日はうちのお堂の月例のお護摩の日でした。
※毎月24日に一番近い日曜日に行っています。世相が落ち着きましたら是非ご参拝くださいね

午前中から準備をして、14時から一門で厳修(ごんしゅう)しております。
いつもはお護摩のあとに法話があり、お下がりをお渡しして終わりなのですが、今回は新型コロナの早期終息を祈り千巻心経(せんかんしんぎょう)を皆で行いました。

【千巻心経とは】
般若心経を1000回お唱えする祈祷法。
吉野周辺のお寺では昔から疫病が流行った際には千巻心経にてその疫病を抑えている。

1000回と言っても全員の総計で1000回。本日の千巻心経は8名で厳修いたしましたので125回。
それでもしんどかった…。

修験の読経は声を張る。今日は元から喉がちょっとイガイガしていたので、もうね、本当に喉がつぶれるかと思ったよ。
脚はもちろん正座。般若心経は超スピードで唱える。(ゆっくりやってると終わらないからね)

脚はまぁそこそこしびれるのだけど、ずっと声を張っているとちょっと酸欠っぽくなったのか、頭痛がしはじめた。
頭痛はどんどんひどくなって、そのうち足の痛みは忘れてしまった。

カウントももはや分からない。
すごいスピードで木魚を叩き、お経を唱え続ける。
余計なことはもはや考えられない。
ただただ読み進めることだけに集中するしかなかった。
いやほんと永遠に終わらんのかと思った…

終わったあとは、一瞬ホッとしたけれど、案外いつもと変わらぬような、なんだか不思議な心境だった気がする。
とりあえずとても頭が痛かった。
(しばらくしたら治りました。やっぱり酸欠だったのだろうなぁ)

今日は疲れたから早く寝る。

明日は勤行のあと山へ行くのだ!

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