夜半の秒針


いつもは、夜が私を寝かしてくれない
なんて思うんだけど
今日は私が悪い

お昼寝して起きたら21時近くだったなんて
そりゃ寝れるわけがないわけで

暗い中ベッドに横になってると
頭上にある目覚まし時計の秒針がよく聞こえる

この夜はいつまで続くのだろう
こんな夜をあと何回過ごすのだろう
あの人は、あの場所は
どんな夜を迎えているだろう

夜は大きくて、私がすごく小さいものに感じるけど
夜はそばにいるだけで夜が悪いわけじゃない
きっと私の中にその素質があって
それが夜に引き出されて暴れるだけ


いつか、どの夜も寂しくなくなる日が来るかな。

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