ワクチン騒動。。

またもやCovid関係で恐縮です。この一年間、政府のコロナの対策、対応について振り返ってみました。無能や、あほや、と文句は10時間くらい言える(皆さんそうですよね)のですが、それよりなんでこうなっているのか、やや冷静に分析、改善案を考えてみました。

そう、もう一年にもなるんですよね。対応策の何がよくなかったのか?要約してみました。

1)スピード感の欠如 (日本企業のワクチン開発に対する迅速なサポート、台湾のような迅速な受け入れシャットダウン等)ーこれはやはり強い決断力をもつリーダーがいない、ということでしょう。いや、やるんや!責任は自分が持つ!と言い切る人。。おりまへんわな。

2)ワクチン購入における交渉の失敗、遅延ー最初厚労省がファイザーの現地法人とたらたらやりとりしていたそうですが、外資系の日本法人になんの決定権がないのをまさか知らなかったのでしょうか、大きなミステークですね。それにしても、ファイザーの日本法人の人もむこうとつなぐだけつないで、自分の責任範囲のみの仕事をやっていたんやろうなあ、、もちろん厚労省の担当者も。ここで踏み込んで、いや本社と直接交渉してもらわないとと声を上げる人がいなかったのでしょうか

3)接触アプリを生かせなかったこと― せっかくできたのだから、ダウンロードできるすべての人に使用を義務付け、かつ発症した人が自分でいれるのではなく、もうちょっといい方法があったはずですよね

4)医療体制が逼迫することに関しての対処ー医療の現場からは感染症の分類をエボラと一緒の2類にしているから、受け入れができる病院が限られ、結果医療崩壊が起きるリスクが高いとのこと。(日本では8割を民間病院が占めているという実情があります)日本においての致死率を鑑み、リスクはあるものの、決断すれば(指定感染症解除)医療崩壊は避けられるという議論は、去年からあるのに一向にすすみません。これも決断して万が一のことがあったら、、責任は?というのでぐだぐだと決まらないんでしょう。欧米のように強いリーダーがいれば、えい!とやってしまうのでしょうが。

5)日本人の完璧主義ー接種が始まっていますが、接種のシュミレーション(模擬訓練)の動画をみました。で、思ったのですがすべて順調に完璧にいくために!という日本人ならではやなあ。。と一種の感慨を覚えました。いや、看護師や医師のひとなんてインフルの注射で慣れているから必要ないんちゃう?こんなことに時間を使う暇があったら保健所のファックス体制やめるとかいろいろできるやろう。。今は平時ではなく、非常時だという自覚をもってたらこんな無駄なことかんがえへんのと違うかな。また接種に関することをついでにいうと、早い収束、オリンピックを目指しているなら、大都市をさっさと済ませたらどうですか?もちろん反対意見はでるでしょう。でもやったらいいんちゃう?100%民意を反映するのは、無理です。

で、結局何が解決策なん?と突っ込みを受けそうですね。ゴメンナサイ。今までの一年間をふりかえってみると、政治家や官僚の方たちはやっぱ民間の実務はやったことないんやなあ、というのが実感です。民間でしたら例えば海外からの輸入に関しては常に厳しいやり取りをしています。いつはいるか、どのくらいはいるか、足りない場合は日本以外に送るものをこちらに優先して送ってもらえないか交渉したり。また、普段からコスト削減、効率ということをいやでも目標にされるので、無駄を省くためにはなんだってやりますし、人の手間をかけずに自動化するやり方もどんどんすすめます。あと、内部統制の観点からみると、接触アプリのプロセスは穴だらけ。というのは、リスクが全くカバーされていないからです(入れる人はいれて~というだけで、大半の人がいれていない。そうすと発症する人のなかでも入れていない人がおおいわけでしょう?ほな役に立つわけないやん)  一言でいうと、コロナのリスクに対応するための最適なプロセス構築をすればよかったのに、実務をやったことない人たちの集団なので、もうその辺はそれぞれのエクスパートの民間に任せてほしい!ホンマ