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月の輪まつり〜アフターコロナ その4最終章

おはようございます。こんにちは。こんばんは。
今までの話を、簡単に紹介しておきます。
島根県安来市には、1300年の歴史を持つお祭り、「月の輪まつり」があったのです。
コロナ禍でそのお祭りは一旦中止となり、再開したのでは在りますが、以前のまつりとはかなり様相が異なるものとなっていたのです。
そこで、お祭りと云われるものの歴史を確認しつつ,なぜ月の輪まつりが現在の形になっているのかという疑問に答えを見いだすべく色々調べたりしておりました。
その中で、安来市とメールでやり取りをさせていただきました。
担当されたスタッフの方には本当に感謝しております。
大変だったことと思います。

さて、最終章。疑問の答えが見つかったのかというと、実はそうではありません。結局疑問の方向性がすこし不味い方向に向き始めたのですね。
(^_^;)

前回、安来市の立場としては、月の輪まつりを民間主導に移行していく方向性であることを書きました。
そして、民間主導にする際に、安来市民有志で構成される組織、「月の輪まつり実行委員会」に主導権を委譲していくという流のようでした。
市民有志の組織というのは、組織自体に若返りと云った年齢層の循環というものが望みにくいのではないかと考え、なにかしらのトラブルが存在しているのではないかと云うことも含め、前回の記事を書いた後に安来市にお問い合わせをさせていただいたのです。

そのお返事を頂きました。
トラブルはなかったとのことでした。

私、以前、又聞きで安来市と月の輪まつり実行委員会の間でトラブルがあったとのお話を聞いたことがあるのですね。
前回の記事はそこからの着想でもあったのです。

さて、この場合考えられるパターンについて考えて行きます。
トラブルが無かったと仮定します。
月の輪まつり実行委員会もトラブルはないと云ったのだけれど、私がその話を聞いた人が勘違いしていた、或いは、私がその話を聞いた時に勘違いしたケースが想定できますね。
これなら、別に問題は無いのです。
そうであれば、さらに状況を確認していく作業を行っていても何処にも迷惑をおかけすることにはならないでしょう。

次にトラブルがあったと仮定します。
すると考えられるケースは2つになりますでしょうか。
まず、月の輪まつり実行委員会はトラブルを認識している、その情報を私が人を介して知ったことになります。しかし、安来市はそれをトラブルであると認識していなかったというケース。
そして、月の輪まつり実行委員会も安来市もトラブルを認識しているものの、安来市がその情報を隠しているケース。
これらのケースの場合、さらに状況を確認すると、誰かしらにご迷惑をかけることになることが予測されます。
私も、なにかしら恨まれてしまう可能性も在るのかも知れません。

何処に事実があるのか解らない以上、左様な(そのような)状況で在るので在ればこれ以上深入りするのは良くないことなのであろうと判断することにしました。

安来市は、明治町、大市場と云った街という自治会が、今年の月の輪まつりを盛り上げようとしていることを指摘し、民間主導となりつつあるとしておられました。
しかし、町内の様子を見ると、町内も人口減少、少子高齢化が起きているわけですので、何時までもこのお祭りを支え続けることは難しいことではあろうと推測できます。それは、町内の人口分布を見てみればわかることです。
今のままでは、早ければ5年後、あるいは10年以上経過すれば、月の輪まつりはほぼ失われてしまうでしょう。
あ、花火と山車は残るかも。

残念ではありますが、それが現在の安来市をめぐる状況なのではあろうと思います。

先日、甥っ子の結婚式で大阪に行ってきました。
甥っ子がまたお祭りの時期に安来に行きたいですと話していました。子供の頃に楽しかった思い出の在る月の輪まつりを新しい家族にみせたいのだろうと思います。
残念ながら、月の輪まつりはコロナ前とはかなり様相が変わっているので、以前の様なお祭りを期待しても楽しめないかも知れないことをやんわりとお伝えしました。
文化が失われていく様を見るのは残念なことではありますが、それも時代の流れ、と云うことなのでしょうね。

最後に私が持っている「月の輪まつり」の昔の写真を幾枚か載せておきます。

大市場商店街


行き交う人々、まだ宵の口なので人は少ないです
月の輪まつりの話が
絵になっています
楽しんでいる子供達
この子達も今は大人です。
金魚すくいに興じる子供達
もうこんな風景をこの街では見られなくなるのですね。


山車が回ります
人を集め、海岸に向かうのです
夜になると人が集まってきます。
夏休みの夜祭り。子供達は楽しそうでした。
お祭りのおもちゃは子供達にとって特別なのです
楽しいお祭りの記憶と結びつくので、アマゾンなどで買うものとは違います。
それは、思い出と強く結びついた大切なおもちゃ。

さて。この月の輪まつりシリーズは終えたいと思います。

それでは。
左様で在るならば。
さようなら。


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