Limeの便利さについて
先月のBay Area訪問ではシェアサイクルのLimeを使ってみたのだけど、エコシステムとしてよくできてるなーと関心。
自転車のGPSでの補足とアプリを中心としたアンロックの仕組みによって、敷居の低い登録とどこでも乗り捨てられる気軽さを実現し、さらにはユーザーに充電してもらうことで小遣い稼ぎができる仕組みなどなど…最先端のIT技術を使った社会実験のようでもあり、ビジネス目線でとことん煮詰めたサービスのようでもあり、まだまだIT技術を軸に現実社会であれこれやる余地があるなぁという気分にさせてくれた。というよりも、今はIT技術「そのものだけ」ではなくて、いかに現実社会に強く紐付いた仕組みやビジネスにIT技術を取り入れることで新しい価値を創造していくか、ということにフォーカスしている会社や人たちの時代だなという印象を強く受ける。
Limeの使い方は、スマホにアプリを入れて電話認証でアカウント登録すれば準備OK。アプリで最寄りの自転車を探して、自転車の識別IDをスマホのカメラで読み取ればアンロックして乗り始めることができる。なお、初回利用時にクレジットカードの情報入力が必要で、一回のアンロックが定額($1)で、あとは利用時間に応じて払う形(30分で$1とか。電動アシストの有無とかで異なる)。使い終わった自転車は、Limeのマップ上に表示されている駐輪禁止エリア(人の迷惑になったりするような場所)を除いて、どこにでも乗り捨てることができる。今回はSan MateoとMountain Viewで使ってみたのだけど、驚いたのが故障してる自転車の少なさ。単純に運かもしれないけど、これまでにあちこちの年で利用したシェアサイクルは半分くらい壊れてるのがザラだったので、いくつか置いてある自転車がみな問題なく乗れる状態であるのは意外だった。まだサービスインして間もないだけったことなのかもしれないけど。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?