医療従事者のほぼ全員がワクチン接種か 1回以上接種が472万人を突破

 首相官邸の特設サイトによると、6月2日までの集計で、医療従事者への接種回数が795万2320回に達した。1回以上の接種を受けた人数は472万5022人と推定される。ワクチンは1回目の接種のあと3週間後に2回目の接種が必要であり、1回以上の接種を受けた人のうち2回目の接種も完了した人は322万7298人と推定される。6月2日は新たに7万1456人の医療従事者が接種を受けた。

 全国自治会の調べでは、優先接種の対象となる医療従事者の人数は約480万人としているため、そのほとんどが1回以上の接種を受けた事になる。2回目の接種まで完了した人も7割にのぼる。対象者を仮に480万人ちょうどだと仮定すると、来週には医療従事者全員が1回以上の接種を受け、その3週間後となる6月末ごろには全員の2回接種が完了すると思われる。

 厚生労働省によると、8600箱のワクチンを医療従事者向けに供給する予定で、計画では先月中にそのすべての供給が完了している。

 なお、高齢者も合わせた国全体の接種回数は1477万回超、接種人数は1099万人超である。今週平日は1日あたり50万回以上の接種数を実現している。

 高齢者に限って見ると、接種回数は682万3545回。1回以上の接種を受けたのは626万6076人、そのうち2回目の接種も完了した人は55万7469人と推定される。厚労省は高齢者を3549万人としており、このうち18%弱が1回以上の接種を受けた事になる。

 数字は6月3日時点で公表されているもので。後から更新される場合がある。

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首相官邸ウェブサイトより

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