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4年前に中国雲南省で新種のフィロウイルスを複数確認 マールブルグウイルスに酷似

 2017年の中国の報告によると、中国のフルーツコウモリで、エボラウイルスやマールブルグウイルスなどと同じフィロウイルス科の新たなウイルスが複数見つかったという。報告者には、新型コロナウイルス禍において「バットウーマン」として注目された石正麗氏の名前もある。

 フィロウイルス科は、非常に致死性が高いことで知られるエボラウイルスやマールブルグウイルスが含まれているほか、人に毒性を示さないウイルスも存在する。見つかったウイルスはマールブルグウイルスなどと酷似していた。マールブルグウイルスはアフリカに存在し、マールブルグウイルスの流行例では致死率が88%に上ったことがある

 論文によると、2009年と2015年に中国雲南省の洞窟で採集されたコウモリのサンプルを解析したところ、複数の新たなフィロウイルスのRNAが検出された。マールブルグウイルスの塩基配列と最も近いものは、75~78%の同一性を有しているという。論文では、大きく分けて3つのグループのフィロウイルスが、中国のフルーツコウモリの間で循環している可能性があるとし、ウイルスの監視の必要性を訴えている。

 中国では2019年、Měnglàウイルスと名付けられたフィロウイルスが報告された。既知のフィロウイルスの塩基配列と32~54%の同一性を有し、マールブルグウイルスとゲノム構成が似ており、複製方法が酷似しているという。東シナ海では魚に感染するフィロウイルスも発見されている

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