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紡織関係の跡地って、もしかして結構アピタになっている?

 2月28日の朝日新聞デジタルに、「共通テストに載った?私の街 時代に合わせ、変化する繊維産業の今」という記事が出ています。

 大学共通テスト地理Bの問題に出題された「1988年と2008年の同範囲の空中写真」について、1988年の方が愛知県江南市にあった「敷島紡績江南工場」の社宅の写真、2008年が「敷島紡績江南工場」の社宅跡地にできた「アピタ江南西店」とその周辺の住宅街の写真だという話なのですが、アピタって紡織工場関係跡地に出店されている例、他にあるでしょうか。

 というのは、静岡県島田市にある「アピタ島田店」、日清紡島田工場の社宅跡地に建てられているんです。2例だけだとたまたまでしょうから、他に同じ例はないかなぁと思ったわけです。
 ちなみに、この「アピタ島田店」は、大井川のすぐそばにあるのですが、その近くに大井川にかかる蓬莱橋があります。明治12年に架けられた歩行者、軽車両、二輪車専用の木造橋なのですが、世界最長の木造人道橋としてギネスブックに認定されています。全長約900mあり、時代劇などの撮影地として利用されることも多く、観光地になっています。

 話を「アピタ島田店」に戻すと、いわゆる大型ショッピングモールというやつで、駐車場も多くてかなり広いのですが、紡織工場などは工場だけでなく社宅や寮など生活に必要な施設を持っていたので、非常に広い敷地だったわけで、そのような施設が徐々に無くなっていって、広い敷地が確保できるようになり、そこに「アピタ島田店」が建てられたわけです。
 静岡県は紡織工場が多かったので、アピタに限らず郊外型大型ショッピングモールは、結構そのような跡地にできたところが多いのではないかと想像します。

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