理念経営を目指すのか?

理念経営を目指すのか?

昨日の経営会議で私に突きつけられた問いです。
なんともクリティカルで悩ましい。

頭の整理のために、2冊本を読み直しました。
過去に読んだ本なのでざっくりと飛ばし読みです。

本①:ヴィジョナリーカンパニー

長期にわたって繁栄する会社の共通項を探したら、
そこにはカリスマ的な経営者がいたわけでもなく、
1つの画期的な商品で繁栄したわけでもなく、
しっかりとした経営理念があったという内容です。

経営理念を浸透させて行う経営こそが長期に繁栄していることを事実から説明した本です。

経営理念には、VisionやMissionだけでなく、活動における判断基準、姿勢などの様々なことが含まれます。
大きな組織になればなるほど、経営者が小さな判断を全て実行することは不可能です。ただし、経営理念を浸透させると、メンバーが自分事化し、それぞれが判断できるようになり、経営者の判断がなくとも、社員が正しい判断をしてくれるため、全体として強い力になります。

理念経営素晴らしいです。

本②:伸びる会社は「これ」をやらない

織学が出版している本で、決して理念経営と対極にある考え方ではないと思いますが、この本では、

「経営理念を全員に理解させるのをやめる」
「定性的な評価基準をやめる」など、

理念経営自体を否定し、実務によって会社をまとめていくのが正解であると説明されていると私は解釈しています。

社員にはとにかく仕事をしてもらい、その仕事の結果を評価する。
それ以外のことで評価するのは会社としてよくわからなくなると書かれています。


当社はどちらを目指すのか

私がいなくても、事業を次々に作り出す事業会社になっていくためには理念経営は必須なのだと思っています。今は10人程度の規模ですが、向こう数年で30人程度の組織にしたいと持っています。そうすると私が直接日々コミュニケーションを取るのも厳しくなってきます。そう考えると今のうちから理念をしっかりと伝えていかなければなりません。

リクルートのような会社を目指す

コロナの前まではホステルで世界を取るというビジョンが明確でそれについて、それを最上位概念に経営をしてきました。

今は、ホステル事業が縮小し、不動産事業が大きくなり、それぞれに興味を持ってきた人材がいます。そんな今、掲げる「リクルートのような会社を目指す」ことを最上位概念に掲げていこうと思っています。

私自身リクルート系列の会社(リクルートコスモス)出身であり、目指したい会社がリクルートであります。

全然規模は違いますが、主体的で能力が高く新しいことにチャレンジしたいマンドがある人が集まり、そして次々に新しい事を起こせる集団にしたいとずっと思っています。まずは、みんなで作り上げていこうと決意を新たにしました。

言語化力、将来と今を1つの線に見せる力をもっとつけないといけないと反省しています。悩ましいですが、それらも含め私の人となりを恥ずかしながら知ってもらえればと。では、サウナいってきます。

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