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彼女の涙がすべてでしょう。

こんばんは、やまさんです。
2020年3月30日、日向坂46のレギュラー番組。
「日向坂出会いましょう」にて、井口眞緒さんの卒業式が行われました。

きっと、井口さんを知ってる方は思ったはず。

「えっ、痩せてる。」と。

それも無理はない。

活動自粛発表

2019年9月8日の彼女のブログにて活動自粛するという発表がありました。
8月にとある、サイトにて男性とのツーショットの写真が掲載され、スキャンダルの疑惑が持ち上がっていた井口眞緒。
ブログの内容は、この疑惑を認めファンに謝罪し、自ら活動の自粛を申し出た形。
事実上の謹慎処分という形を取りました。

販売され続けた個別握手券

彼女が活動を自粛してもなお、3rdシングル「こんなに好きになっちゃっていいの」の個別握手券は完売、行き場のない握手券が生まれてしまいました。

4thシングル発売前の突然の卒業発表。

2020年に入り、またさらに坂道を登っていこうと4thシングル「ソンナコトナイヨ」よ発売日を控えた2020年2月12日、井口眞緒のブログにて、「いつも応援してくださっているみなさまへ」というタイトルで卒業を発表した。
内容は、ファンへの謝罪と過ちを犯してしまった自分の心の弱さへの後悔、アイドルとして活動をしてきた自分の経緯など全801字で綴られていた。

井口眞緒と言う起爆剤

彼女の1番の強みは、井口眞緒という濃い色を持っているところだろう。
けやき坂46時代から井口眞緒は、怖いもの知らずな印象がとても強い。
さんま御殿に出演した時は、あの明石家さんまさんをも飲み込むような終わりのない会話、あの1場面を見ただけでも、やばい奴と思った人もいただろう。
実際、日向坂46の1期生、現在学業で休業中の影山優佳が言っていたのが、「眞緒ちゃんの第一印象はやばい子がいる」と言っているほど、彼女は変わっている部分があった。

なぜ、ファンは井口に惹かれるのか

井口の最大の強みは、見る人を引きつける力があるところだろう。
メンバーの中ではダンスも歌もできる訳ではない。
そんな彼女のどこにファンは惹かれるのか。
口を開けば止まらない言葉、ワンテンポ遅れるダンスなど少しバラエティ要素強めのメンバーだ。

しかし、癖の強い彼女は人1倍の優しさを持ったメンバーでもある。

ヒット祈願でメンバー全員がバンジージャンプを飛ぶという企画内容の中、体調がすぐれず飛べないメンバーの代わりに「私が飛びます」と前に出て、メンバー嫌がるバンジーを2度飛んだ。
メンバーの齊藤京子はなかなか、飛ぶ勇気が出ず泣きながらも飛んだ。
その裏には、なかなか飛べない齊藤京子の手を取り励まし応援し続けた井口の姿があった。
飛び終えた後、齊藤京子にコメントを求める場面があった。
しかし、齊藤京子ではなく井口が突然、齊藤に代わりコメントを早口で長々と話した。

「京子には夢があって、夢のためなら何でもする人で、彼女は絶対にこのアルバムをヒットさせて大スターになるんだって。京子はそのためなら何でもするんだっていつも言ってて。飛ぶ姿瞬間をみて京子はスターになるんだってこの瞬間思いました」

と、文字起こししても長いのは分かるだろう。

井口が齊藤京子の夢のことを理解し応援している姿勢、メンバーへの思いが詰まった言葉なのが分かる。

最後の涙。

そして、2020年3月30日の日向坂で会いましょうにて、番組ひらがな推し時代にやっていた井口の考案した「スナック眞緒」のセットを背にオードリーから卒業証書を貰った。

オードリーの春日が証書に書かれている言葉を読み上げ、それを聞く井口の姿、

「人を蔑むことなく、いつと自分を蔑んで笑いを取り、人一倍メンバーへの思いが強い井口くん。いつかスナック眞緒ができたら、若林さんとニョボ林、そして春日とクミさんお酒を飲みに参ります。ぜひ、井口くんの思うアメリカンドリームを見つけてもらいたい」

この言葉をもらい、唇を噛みしめながら涙を漏らす井口の姿に私も胸が締め付けられた。

彼女のアイドルとして歩んできた4年間、日向坂46改名デビューまでの苦悩の3年間とメンバーのみんなと過ごしてきた日々。
自分の心の弱さに対しての後悔と悔しさが井口の中で入り交じっていた事であろう。

感謝の気持ち。

約5ヶ月ぶりに彼女を見て謹慎中、自分と向き合い悔やみ苦しんだのが伝わる。
頬が少しやつれ、活気のない彼女を見るとなぜだか心が苦しかった。

もちろん人は過ちを犯すこともある、だからそれなりの罰を受ける必要がある。それが、急成長中のアイドルグループならなおさら、そう言ったスキャンダルがあってはならない。
世間から見れば、スキャンダルを起こして卒業した人として見られることは間違いないだろう。

しかし、彼女がアイドルとして過ごしてきた軌跡。
メンバー思いな1面、面白くぶっ飛んでる、そんなキャラの濃い彼女の良さをファンは知っている。
そんな、彼女にたくさんの笑いや苦手なダンスに一生懸命に取り組む姿勢などたくさん元気を貰った。

あの最後の涙が彼女のすべてでしょう。

4年間お疲れ様でした。

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