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デジタル時代のちょっと怖いホラー話

レンタルの自転車、バイクシェアのサービスをよく使う。アプリで予約し、スポットに行きスマホから解錠、移動先の最寄りの別スポットで返却をできるのが便利なサービスだ。

わが家の近くと、最寄り駅(徒歩10分)の双方にスポットがあるので、最近は月額の定額利用契約をして便利に利用している。

アプリをつかえば現地に行かなくても20分前から予約できる。そこで、アプリで自転車をあらかじめ確保しておくのだが、ある日ちょっと怖いホラー話になった。

スマホの表示によれば、そのスポットには3台あると表示されていた。バッテリーがまだ余裕のある1台をスマホで予約した。

現地に10分後くらいに到着したものの、自転車は1台しかない

これが自分の借りたものかと車両番号を確認すると、その1台は私がレンタルしたものではない。

スマホをみると、そこにはやはり2台表示がある。予約済みの私の分は数えないので「3台がここにはあるはず」なのだ。

ちょっと離れたところに止められているのかと周囲を見回してもない。

実は逆はときどきあって、スマホ上は1台だが現場には2台ある、ということはままある。バッテリーが完全にゼロになってしまった自転車は表示不可となるためで、「台数が多いこと」は違和感がない。しかし、表示より現場の台数が少ないというのはおかしい

アプリをよくみたら、地図の表示場所と実際のスポットがズレていることに気がついた。念のため数十メートル歩いてアプリの表示場所を探してみたが、「アプリ上の正しい位置」にはスポットもないし自転車もない

だんだん怖くなってきた。

本来正しいものが誤っている。デジタルの世界が誤りを重ねている

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