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都内なら桜はどこで見る?私だけの秘密のスポット / 今週のオススメマンガ「今日、どこさん行くと?」~熊本弁女子は今日も坂道を攻める~ / ヘッドフォンは「ノイズキャンセリング×Bluetooth」で幸福度が倍増する

【週刊ヤマサキシュンスケもくじ】

【ロシュツ】今週のメディア掲載情報

4/1 日経新聞電子版:「人生を変えるマネーハック」
得意な職種は何 入社3年目の春はキャリアを考える
4/2 日経DUAL【ダブルインカム 攻めと守りのTo Do】 特集 コメント
(3)転職で収入アップ ワーママならではの戦略は?
4/5 東洋経済オンライン
氷河期世代の転職は「今」が絶好のチャンスだ
4/6 日本経済新聞朝刊 M&I面
 マネー研究所セレクション 25歳年収を自己評価 能力に見合っているか判断を(電子版4/1記事を本紙に再録)

【キンキョウ】都内なら桜はどこで見る?私だけの秘密のスポット

今年も桜の季節がやってきた。桜見物を春の風物詩として楽しむ人は多いと思う。あなたにとっての「お気に入り」スポットはどこだろうか。

都内で言えば定番中の定番といえば千鳥ヶ淵だろう。ライトアップの時期には立錐の余地なく人が細い道を通り抜ける。歓声というより怒号が飛び交うような気さえする。でも行きたくなる。

わが家もライトアップには一度は通っていたが、さすがに子どもが産まれてからはお休み中である。写真は先日の昼間に行ってきたもの。この日は風がとても強くてボートが中止になっていた。ボート目当てだったのは残念だったが、散り始めの桜が堀にたまり、風にあおられて自然の「花筏(はないかだ)」を作っていた。

奥の岸から手前の岸にきれいな列を作っていて、これはこれでお見事だった。強風の日だけに見られる絶景かもしれない。

上野公園のように山を桜で覆う瞬間もまた捨てがたい。下の写真は「奇想の系譜展」を期日前に慌てて見に行った帰りの1枚。上野は観光客も多いけれど、みなワオ!と桜の満開に喜んでいるのは面白い。桜の前ではなぜか人は笑顔になる。

私のフィールドは神楽坂だけれど、毘沙門天や赤城神社などは都会過ぎてか、たくさんの桜というわけではない。数本の桜を愛でる、といった感じ。筑土八幡は昔の地形のままに鳥居をくぐったら急な坂を上るので、その流れに沿って桜が続くのは美しい。でも、写真映えしないのでインスタには使いにくいのが難点だ。

この界隈はやっぱり、外堀通り沿い、JRの飯田橋~市ヶ谷にかけての桜にとどめを刺す。散り際などは外堀通りが桜吹雪になり、行き交う車に煽られてなかなかの風情である。ただし歩道が狭いわりに大賑わいになるのがこれまた悩み。お堀を臨むカナルカフェなど3時間待ちでは入れないだろう。

そんな人は、ちょっと歩いてみて飯田橋の南東エリア、日本橋川のあたりを目指してみてほしい。飯田橋駅と水道橋駅との中間なのであまり人手がないが、首都高速の橋脚に沿って桜並木が続くゾーンがある。河に垂れる桜の量も多いので、混雑嫌いにはオススメだ。

新宿御苑や代々木公園で花見を楽しむ人も多い。ちょっと残念なのは新宿御苑がチェックが厳しくなって(というか、もともとお酒はNGだったのを容認してもらっていたのだが)、花見の季節は入場チェックでアルコールを没収するようになってしまった。

園内はとても健全な空間になって、子どもを連れて行くには助かるけれど、やはり桜を肴に酒を飲むのも楽しいことなので、ちょっと残念ではある。

それ以外にも江戸川公園、隅田川の船下り、桜のきれいなスポットは枚挙にいとまがない。そしてどんな人でも、「私にとっての桜のお気に入り」を持っているのではないだろうか。

桜のいいところはやはり、「葉が茂る前に花のみが咲く」ところと「一週間ちょっとで終わってしまう瞬間の美しさ」であることだろう。

「不平等社会日本」で有名な佐藤俊樹先生は桜大好きとしても有名で、「桜が創った「日本」―ソメイヨシノ 起源への旅」という本を書いてしまったほどだが、日本人がなんでこんなに桜が好きなのか、マジメに考えてみるのも面白い。
(ところで、佐藤さんとは東京スリバチ学会のまちあるき仲間でもあり、そしてオタク仲間でもある。ときどきご一緒すると、まちあるきしつつお互いの押しのアニメ話をする仲でもあったりする。オタク文化の論評もこなすのは佐藤さんならではである)

さて、桜の話は読むより、散り際に間に合うように出かけたほうがいい。そこで、最後にちょっとしたマル秘スポットを紹介しておこう。

行ってみたらこれは絶景と思うが、ほとんど紹介されていない場所だ。

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