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お初のお題で講演する人へのアドバイス / さよなら700系新幹線 / 絵描きは美しい絵を描くことだけに集中した成果がここに~「化物語」を読む

【週刊ヤマサキシュンスケもくじ】


【ロシュツ】今週のメディア掲載情報

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消費税10%ライフ(2)
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投資はあなたにとって「副業」なのか
10/ マネックス証券 マネクリ
消費税増税は今後も続く?資産形成は「老後2,000万円」以上を目指したい

雑誌 DIME マネーハックお金の教科書
国のポイント還元は公式アプリを利用して受けよう!
雑誌 週刊金融財政事情(19.10.14)
書評「50歳から始める!老後のお金の不安がなくなる本」(竹川美奈子著)

講演 10/15 水資源機構企業年金基金 ライフプランセミナー
楽しい老後を過ごすためにあなたがやるべきこと
講演 10/16 近畿労働金庫企業年金セミナー
組合員のセカンドライフの備えのために今、労働組合が知っておきたいこと!
講演 10/19 日本FP協会 FPフェア2019
マネーアプリとSNSで家計改善提案や親密化を図るコツ

【オシゴト】お初のお題で講演する人へのアドバイス


バックナンバーのNo.31で講演のノウハウをまとめてみたが、今回はもうちょっと具体的なノウハウとして「お初のお題での講演」について少し話してみたい。

(バックナンバー)講演で上手に話すコツ、少しだけ教えます

皆さんは著名人の講演を聴きにいって、「堂々とした話しぶりだなあ」とか「時間配分上手だなあ」と思うことが多いと思う。しかしあれは「回数を重ねたお題」だから当然、というところが実は少なくない。

同じお題をいろんなところから頼まれて10回も話せば、中身も充実、構成は安定、話にも落ち着きと余裕が生まれる。時計を見ながら時間調整をすることもできるし、会場の反応をくみ取って微調整もできたりする。

言い換えれば、「お初のお題」というのはどんなベテラン講師であっても緊張しているのだ。もちろん緊張を受講者に気取らせないのも講師の技術なので、ベテランほどそれを気づかせることはない。

講演の経験が浅い人はそもそもの経験値不足に「お初のお題」という課題を重ねると苦労が大きいということになる。では、どうするか。

実は昨日の私がそんな感じだった。マガジン冒頭で19日の土曜日、日本FP協会主催のFPフェア2019で講演をしたことを紹介しているが、実はこのお題で90分話すのは最初だったのだ。

そこでやったことは以下のとおり。

1・話しやすい構成のレジメとなるよう工夫して作成する……お初のレジメなので作成の時間がかかったが、話の流れがスームズに進むように資料の作成と並べ替えを意識して行った。また2部構成のうち、第2部については「時間通り」に進んだ場合と「時間が大幅に余った」場合のどちらでも対応できるような余地を作っておいた。講師の恐怖は時間が15分余って講演終了になることなので(5分なら文句はでない)、最後に引っ張るネタを確保しておいた。

2・レジメに時間配分を書き込む……主催者の規定によりレジメは20枚以内と定められていた。そこで18枚のレジメに納まるよう準備をした。どういうことかというと「5分で1枚」できっちり展開しやすいからだ。そして、スライドの3枚ごとに「1500」「1515」のように目標時間を書き込んでおく。これで焦っていても自分のペースが速いか遅いかがすぐ確認できる。話ながら頭の中で暗算して時間配分を考えるのは慣れるとできるが初回講演ではリスキーだ。

3・レジメに補足情報や細かいネタをとにかく書き込む……最新データだったり小ネタを余白にたくさん書き込んでおいた。1スライド5分が目標なのだが、焦って急いで話すとどんなスライドでも1~2分で終わってしまう。膨らませる話のアイデアをたくさん持っていても初回講師のときは頭が真っ白になって思い出せないことがある。ということでネタをたくさん書いておいた。実はスライドごとに3~5の小ネタメモが手元資料にはあった。

4・スマホのデジタル時計アプリを受講者には見えないところで表示させておく……会場の時計は見やすい位置にあったが手元でレジメを見たすぐ隣で時間を確認できるよう、画面が常時表示されるスマホアプリを起動しておいた。事務局がデジタル時計を用意してくれることもあるが、慣れているツールのほうが安心する。ちょっとした安心はひとつでも確保しておいたほうがいい。

5・話し始めたらあまり悩まない……実のところ最初の講演というのは、話ながら「あ、あの資料があったほうがよかった」とか「スライドの順番は変えておけばよかった」とか「図版に注釈をつけておけばよかった」とか気づくところがたくさんある。しかしそこで意識を止めてしまうと口も止まってしまうことがあり、受講者には「?」と思わせてしまう。話し始めたら余計なことはひとまず考えないようにするといい。

私の場合、「お初のお題」の恐怖は「時間が大幅に余る」が第1で、「話すネタがなくて言葉に詰まる」が第2なのだが、それらを回避する一番の方法は手元のレジメだったりする。手元のレジメは演台に立った自分を助けてくれる最後の味方なのだ。

今回の「お初のお題」はスマホアプリとSNS活用、といったお題だったのだが、結果として言えば時間配分はほぼ問題なく、1分オーバーくらいで話し終えた。SNS活用のところにもうちょっと力点を置くなどの時間配分の課題はあったが、おおむねお役目は果たせたのではないかなと思う。

皆さんが「お初のお題」をいただいて講演をするときの参考としていただければと思う。


【オススメ】絵描きは美しい絵を描くことだけに集中した成果がここに~「化物語」を読む

さて、未読の人は下記リンクから少年マガジンのサイトに移動し、第1話の試し読みをしていただきたい。できればパソコンの大きな画面で、タブレットなら横向きにしてみていただくと、見開きのダイナミックさも分かると思う。カラーページも再現されている。

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