見出し画像

タイトルひとつでアクセス20倍の世界 / 潮干狩りでリアル「どうぶつの森」体験 / フタを閉じたままの家電はもはや魔法である~「宇宙人ムームー」を読む

【週刊ヤマサキシュンスケもくじ】
 ※購読は月ぎめだと1号当たり50円と超お得です

【ロシュツ】今週のメディア掲載情報

6/15 日本経済新聞電子版 Life is MONEY
固定費はガッツリ、生活費はコツコツ 節約は2方向で
節約について考える(4)
6/23 Yahoo!ニュース個人
7月からレジ袋有料化! でも5円払っても袋もらうほうが経済的にはあり?(地味な「ただし」つき)
6/24 PRESIDENTオンライン
前編)「給与の高さじゃない」コロナ禍での結婚条件で急浮上したポイント
後編)知らないとコロナ後に泣きをみる「新しいお金の生活様式」とは何か
6/25 新連載 mymo ライフプラン3.0時代を生きるルール
あなたの「お金と生き方」をアップデートするときがきた

(無料)【オシゴト】タイトルひとつでアクセス20倍の世界

今週は5本のコラムがネットに掲載された。そのうちのひとつ、Yahoo!ニュース個人枠へ掲載の記事「7月からレジ袋有料化! でも5円払っても袋もらうほうが経済的にはあり?(地味な「ただし」つき)」はよく読まれていた。

アクセス数の開示は禁止されているので具体的な数字はあげられないが、過去最大規模のアクセス数になり、普通の月の月間推定PV(各所に月15~20本提供している合計)を一本のコラムで稼いだほどのインパクトがある。

アクセス数が何で決まるかはいろんな人が述べているが、ちょっと私の考えを述べてみたい。いろんな媒体で毎年200本くらい記事を書いてきた物書きとしては、アクセス数を決めるには4つの要素があるように思う。

それは「タイミング」「タイトル」「内容」「拡散力」あたりのバランスだ。

1.内容:内容そのものが受ける必要があるのは当然だ。しかし内容だけでアクセス数は伸びない。

2.タイミング:適切なタイミングをねらうことは欠かせない。何もないところで記事だけが盛り上がることはやはり難しい。たとえば「確定拠出年金の法律改正」なんて話題も、「法案成立日」や「法施行日」にアップするのと1週間ずれるのとはそれだけでアクセス数は10倍変わることもある。

3.拡散力:拡散力もカギだ。媒体そのものが持っている拡散力はコラムのアクセス数を大きく変える。同じ内容のコラムのアクセス数が、媒体の違いだけで10倍変わることは当たり前だ。また、SNSなどの拡散がアクセス数に及ぼす影響も大きい。いわゆるバズる、というやつだが、他人が拡散するほうが力は強い。しかし狙ってやるのは難しい。

4.タイトル:タイトルについては「自分で決められる媒体」と「編集部が決定する媒体」がある。後者の場合、著者は決定権が基本的にはない(意見を言うことはできるが)。今回のYahoo!ニュース個人枠は私に決定権がある珍しい媒体だ。

今回のタイトルは執筆しながら何度か変更した。書き始めたときの仮タイトルは、

「今日よりレジ袋有料化!しかし5円払ってもレジ袋もらっちゃうのはアリかも?」

だった。7月1日に掲載を予定していたイメージだ。ただしタイトルはシンプルだ。書きかけながらタイトル案を何度か変更している(今Dropboxの履歴を開いてみた)。

「7月からレジ袋有料化でも、5円払っても袋もらうほうが経済的にはあり(地味な「ただし」つき)」

最終的に、

「7月からレジ袋有料化! でも5円払っても袋もらうほうが経済的にはあり?(地味な「ただし」つき)」

になったようだ。履歴をうまく保存できていなかったがもうちょっとタイトルを変えているような記憶はある。

結果として最終タイトル案はハマったようだ。どうやらYahoo!ニュースのトップにリンクも貼られたようで、Yahoo!ニュース個人枠総合の3位だったらしい。ねらってできるものではないが、うまくいったというところだろう。

実は内容そのものは単純な話なので、たくさんの読者には拍子抜けだったかもしれない。内容も充実してうまく提言できている内容を、タイトルや拡散力も活かしながら掲載していきたいものである。しかしそれはなかなか難しいのだ。


追伸
ところで、タイトルを編集部が決めるのはどうか。

「こんなタイトルのほうが読まれるのに」とこちらが提案しても却下され、微妙なタイトルにされてしまい、アクセス数も微妙ということもある。SEOを検証したタイトルです、と言われて納得してもまったく読まれていないことがある。これは実に腹立たしい。

一方で、「なんでこんなタイトルにしてるんだ!」と思ったら、煽り系タイトルがうまくいってアクセス数が高いということもある。これはこれで悩ましい。読者は「釣り」のタイトルで著者に反感を感じることがあるからだ。

どちらにしても、編集部はアクセス数が多いものを評価するのだろうから(内容のほうを高く評価してほしいが)、アクセスが多い記事をできるだけ提供したい。自分で決められるほうがいいのか、決めてもらったほうがいいのかは難しいところだ。


【コミック】フタを閉じたままの家電はもはや魔法である~「宇宙人ムームー」を読む

「十分に発達した科学技術は、魔法と見分けがつかない」とは、アーサー・C・クラークの名言だが、今回紹介するマンガはまさに現代の最先端科学「家電」が「魔法の箱」であることをうまくネタにしたマンガだ。

ここから先は

2,442字

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?