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出産レポート3〜ついにご対面〜

こんにちは!yamと申します。
2022年3月末に第一子の男の子を出産しました!

妊娠経過は順調で母子ともに異常なしのまま週数が進み、このまま無事に出産を迎える。。!と思いきや、38週の検診で羊水量の減少を指摘されて39週で誘発分娩をすることに。
3日間に渡る陣痛促進の末になんとか出産に至った私の、出産レポートをまとめています。今回は3日目、最終日編!

開始早々、陣痛フルスロットル

3日目の朝。前日に発熱をし、PCR検査をしたのち晴れて陰性確認。
早速陣痛室に移動して促進剤の投与が始まりました。
前日は投与を始めてもすぐには痛くならなかったのですが、この日は開始早々に強めの痛みがやってきました。
お昼ご飯が運ばれてきましたが、私の食い意地を持ってしても全く食べ進められない。。。
感覚的には1分未満の間隔で痛みがきていたように思います。
それでもまだ本陣痛とは言えないくらいだったそうで。どんどん強くなっていく痛みに気が遠くなっていきました。

帝王切開の可能性が出てきた

14時頃。長いこと痛みに耐えているような気がしますが、それでもなかなかお産が進んでいる様子が見られず。
破水から時間が経っていること、前日に発熱していることもあり私自身の抵抗力が落ちてきていること、このままでは赤ちゃんが弱ってしまう可能性があることなどを説明され(正直余裕がなさすぎてうろ覚えですが)、緊急帝王切開を視野に入れて準備を進めていくことになりました。
手術になると水分摂取ができないそうでお水を飲むのを禁じられ、代わりに水分の点滴を入れながら様子を見ていくことになりました。これが地味に辛かった。。。

もう煮るなり焼くなり好きにしてくれ。。。

帝王切開の準備ということで、いろいろな方が陣痛室にやってきて、採血をしたり胸部レントゲンを撮ったり、心電図なんかも撮ったと思います。
その間もどんどん痛みは強く間隔も短くなり、陣痛がきている最中はただただベッドの上で悶えることしか出来ず。。。
医療者の方々は陣痛が引いているうちにササッと対応してくれて、さすがだなぁと思いました。
それと並行して、経膣分娩の可能性も考えて子宮口を柔らかくする筋肉注射も2回程しました。

余談ですが、どうやら便秘気味だとお産の進みが悪くなるそうです。
私はしっかりと便秘でした!(笑)これから出産を迎える方は常々便通を良くしておくことをオススメします。

ついに分娩台へ!

確か17時頃。子宮口はまだ全開してはいないものの、今のうちに分娩台に移動しましょうとなり、ついに分娩台へ!
移動の前にお手洗いに行ったのですが、トイレの最中も容赦なく痛みが襲ってきて耐えるのに必死でした。
分娩室は陣痛室から廊下を挟んですぐ向かいにあったのですが、分娩台に上がる前にも陣痛がきて何度もうずくまってしまいました^^;
体感20〜30秒間隔で痛みがきていたように思います。

分娩台に上がったところで先生がやってきて、ここまでやっても子宮口が全開しないので分娩停止の判断ということでやはり帝王切開に切り替えたい旨を説明されました。
いろいろな方が入れ替わり立ち替わりやってきて、同時進行で準備をしたり同意書を書いたり。産後に返された同意書を見たらほぼ殴り書き状態で記名されていました^^;

意識が薄れていく反面、「このまま帝王切開になるのか〜。あ、高額医療費制度の申請しとけばよかった〜」なんて冷静にも考えていると、いやこれ頑張れば下から産めるかもよ!?との声が聞こえて。
そこからは医療者たちの間で産める産めない議論が勃発。その間どうすることも出来ずお股をグリグリされ続ける私(シンプルに痛い)。試しに1回いきんでみて!と言われやみくもにやってみると、これはイケるぞ!となったそうで土壇場でやっぱり経膣分娩で挑むことになりました。

助産師さん、イズ、神

少し前まではたくさんの人がいたのに、気付いたら部屋には私の他に助産師さんと先生の3人だけになっていました。
いつの間にか中断していた促進剤を再開し、分娩に向けて何度かいきみました。
ただただ陣痛に耐えるだけの時間はしんどかったので、痛みに合わせていきめるようになって気持ち的には楽でした。

どうやら赤ちゃんの向きがあまりよろしくないようで、横向きになっていきみました。
陣痛が来たら大きく息を吸って止め、全力でいきみます。この時はきちんと目を開いてお腹の辺りを見るようにするといいそうです。
なんとなく予習はしていたものの、いざその場になるとなかなか上手くはいかず。
助産師さんの声かけがあったおかげで正気を保てました。
陣痛6〜7回分くらいいきんだところで赤ちゃんが正しい向きになったようで「お産にします!」の声かけと共にバタバタと準備が始まりました。

またたくさん人がやってきて服を着替えさせられ酸素マスクをつけられお股を煌々と照らされ。。。もう頭が見えてきてる!と言われていたのでとにかく必死でした。

ついにご対面!するも、燃え尽きて、無。

陣痛の間、もうかなり出てき始めている赤ちゃんが途中で止まっている位置が感覚的にわかり、いよいよだ!と思っているとシュパン!シュパン!と切られる感覚が。
初産なので会陰切開しますとは聞いていましたが、無事に切られました(笑)
噂通り、陣痛の方が痛くて切られる痛みは全くなかったです。ただ感覚だけが生々しく伝わってきました。

その後、何度かいきむとついに温かい水が流れる感覚と共に頭が出て、ドゥルンと赤ちゃん誕生!

「うわぁ出てきた〜!!!」

初めに思ったのはこんな感じ(笑)
感動とか幸せを感じている余裕はなく、もはや感情はでただただ燃え尽きて呆然としていました。
あんなに痛かった陣痛は、産んだ瞬間全く無くなりました。不思議!
隣で諸々の手当てをされている我が子を横目に、胎盤を出す処置をしてもらいました。これまた結構痛い。
無事に胎盤が出てお次は会陰切開の縫合。麻酔をしましたがこれは全く痛みはありませんでした。
結構グイグイ縫っている感じでしたが、かなり傷は浅い方だったようです。
いろいろ話しかけられていましたが放心状態でした。。。

爆速で回復する母。

赤ちゃんは長時間のお産のストレスや、少し苦しそうな様子が見られるとのことで保育器の中で過ごすことになり、写真を撮ったらすぐに運ばれていきました。
お産後しばらくは歩いてはいけないとのことで、私はそのまま分娩台の上でしばらく休みました。
各所に産まれた連絡をしつつ、運ばれてきた夜ご飯を食べていました。
お昼をほとんど食べられていなかったので、お腹が空いていてあっという間に完食しました(笑)

その後助産師さんがやってきて体調の確認と、歩く練習も兼ねて1人でトイレに行ってみて問題がないか確認してから病室に戻りました。
少し前までグロッキー状態だったのに、自分でもびっくりするくらい元気になっていました。ただの産後ハイだったのかもしれませんが。

産まれてきてくれてありがとう

病室でしばらく休んでいると声がかかったので、赤ちゃんに会いにいきました。
改めて見る我が子は。。。ちっちゃ!なんと2444gの低出生体重児でした。
直前の検診では推定2700g程と言われていたので、300gの誤差がありました。羊水過少の原因も発覚し、どうやらお腹の中で胎便をしてしまい羊水が濁った状態だったそうです。

小さめに産まれたことで、黄疸の数値が高く光治療をしたりなかなか母乳が飲めなかったり。。。
産後すぐはいろいろと心配も多かったですが、生後1ヶ月になった頃は毎度の検診でも褒められるほど順調に体重も増えて、すくすく育ってくれています。
これからも心配事や悩みは尽きないとは思いますが、のんびりまったり楽しんで育児をしていけたらいいなと思っています。

終わりに

今回は3回にわたって私の個人的な出産レポートを書かせていただきました!
イレギュラーなことばかりでしたが、どなたかの参考になりますと幸いです。

出産は何が起こるかわからないと言われますが今回身をもって知りました。。。
それでも、赤ちゃんと医療従事者の方々の力を信じて、全てのママさんたちが元気な赤ちゃんに会えるようお祈りしております!

ここまで読んでくださってありがとうございました^^


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