見出し画像

Jelly, Griotとの日々をつづる

アフリカのブルキナファソから来た
Jelly, Griotの兄弟、アミドゥ、ヤクバと
わたしのお話。

Jelly, Griotというのは、
主に西アフリカで
神話や歴史や、物語を歌と楽器で
代々語り継いできた一族。

昔はJellyだけが王の前で
演奏することを許されていたそう。

王の国民へのことばを歌と演奏で伝えたり
国と国の間で歌で交渉をしたり

メディアや外交官の役割をしていた。

今、現代もつづいているお仕事としては

夫婦げんかの仲裁や
体やこころを痛めている人を癒やすために
祈りとともに音を奏で歌ったり

間違った行いをしている人に
歌で語りかけて諭したり。
心理カウンセラーのような
お仕事をしている。

それから、冠婚葬祭の音楽のコーディネイトと演奏、

(彼らの催事は、何日も何週間もつづく!)

御守を作るのも、Jellyの役目だそう。

村の施設で、なにか壊れている物があると
Jelly,が楽器を奏でて、村の住人たちに
知らせ、それを聞いた住人たちが集まり、
みんなでそれを直す。

そんな、お知らせ人の役割もしている。

わたしの友人、アミドゥとヤクバは
このお役目を
73代続けてきたお家の出身のJelly。

今は、縁あって韓国に滞在し
音楽活動をしている。

彼らから聞くアフリカのお話、
Jellyをまつわるお話は
毎日聞きたいくらいおもしろく
不思議で未知の世界の物語だ。

そして、自分にとって
大切なことは何かを思い出させてくれる、
メッセージがいっぱい詰まっている。

アフリカに行ったこともない私が、
彼らの音楽を通して
日々感じ、体験している
アフリカ、グリオの物語を
つづっていこうと思っている。


「ジア· モニョン」はブルキナファソのオロダラにあります。

演奏者 Amidou Diabateにより自国の伝統音楽と文化を守るために設立されました。現在、欧米音楽の流入により、自国の音楽と文化が失われつつあります。温かいご声援よろしくお願いします。

Tia Monyon

instagram ページ

facebook ページ


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?