麻黄の血圧への影響について

質問:

「麻黄は天然のエフェドリンということでしたが、エフェドリン=昇圧薬のイメージがあったのですが、血圧の高い人は葛根湯は使用しないほうがよいのでしょうか?

それとも、動画の中で麻黄には血管拡張作用があると仰っていたので、エフェドリンの昇圧作用は中和されたりするんでしょうか?」

回答:

質問ありがとうございます(^^)

その通りで、葛根湯はなるべく高血圧や心疾患のある方にはオススメしないお薬になります。

心臓の負担が少なくて葛根に近い薬には

✅桂枝湯

✅参蘇飲

などが挙げられます。

【他の受講生さんからのコメント】

「麻黄はアドレナリン作動成分の作用らしいですね。

交感神経は副交感神経神経と違って走った後の様な状態になりますね→

だから交感神経に作用して抹消血管収縮をして血圧があがりますし、
気管支拡張しますね。でもって心臓の心拍数上昇。
肩などの血管は拡張で血流良くなるって事ですかね?


まだ結果待ちですが、
私が勉強した登録販売者試験の試験範囲の厚生労働省の今年改訂された手引きの別表というものには、

麻黄は高血圧の診断を受けた方には
「交感神経興奮作用により血圧を上昇させ、高血圧を悪化するおそれがあるため」
として、
「次の人は使用(服用)しないこと」となってます。

高血圧が悪化すると動脈が硬くなってその後に様々な循環器系からの脳の病気の因子となる。

それはたしかにおすすめできないと思いました😀

はいはい!そこで
桂枝湯や参蘇飲などなんですね😀

ってことは、咳のある方で五虎湯もおすすめできないですね。


ちょっと違った的視点から考えたのですが、なんか繋がってきました!

はすみさんの様な視点からも考える事ができるようなりたいです☺️」
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その通りです(^^)

実は麻黄を含まない薬の使い分けがなかなか難しかったりします。

やはり体力ある人はとりあえず麻黄で興奮させておけばそこそこ治せてしまうのですが、

体力のない人に麻黄なしでどうアプローチするか?というのが1つ奥の深いポイントになります。

具体的には
・桂枝湯
・柴胡桂枝湯
・柴胡桂枝乾姜湯
・小柴胡湯
・参蘇飲
・補中益気湯

あたりが使いこなせるようになるとバッチシです。

これはかなり応用編なのでまだ今はあまり深掘りせずサラッとこんなもんでおいときます。

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