じゃんけんをした(たいよう)と(つき)
むかしむかし(たいよう)と(つき)が3かいしょうぶのじゃんけんをしました。
かったほうが(うみ)をしはいできることになりました。
「さいしょはぐー! じゃんけんぽい! あいこでしょ!」
なんと3かいとも(つき)がかちました。
(たいよう)はくやしくて、くやしくてたまりません。
そこでもういちどじゃんけんをしようといいだしました。
こんどはかったほうが(やま)をしはいできることになりました。
「さいしょはぐー! じゃんけんぽい! あいこでしょ!」
なんと3かいともこんども(つき)がかちました。
たいようはくやしくてくやしくてたまりません。かっかかっかともえていきます。いっぽう(つき)はよゆうでおちついています。
そこで(たいよう)はもういちどじゃんけんをしようといいだしました。こんどはかったほうが(かわ)をしはいできることにしました。
「さいしょはぐー! じゃんけんぽい! あいこでしょ!」
なんと3かいとも(つき)がかちました。
こうして(つき)は(やま)と(うみ)と(かわ)をしはいすることになりました。
でも(つき)はだいじなことにきがつきました。
それは(たいよう)といっしょにいるときはきがつかなかったのですが、じぶんからかがやくことができないということです。
そして(つき)は(たいよう)にいいました。
「(たいよう)さん、わたしをかがやかせてくれたら、(うみ)も(やま)も(かわ)もあなたがしはいしてもいいですよ。」
すると(たいよう)はいいました。
「いいでしょう。そのかわりひるもよるも(つき)さんをかがやかせてあげましょう。
よろこんだ(つき)はまんまるなおかおになりました。
こうして(たいよう)は(つき)をしはいし、そしてすべてをしはいするようになりましたとさ。おしまい。
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