抗菌薬、抗ウイルス薬
抗真菌薬
アゾール系抗真菌薬
イトラコナゾール、クロトリマゾール、ケトコナゾール
フルコナゾール、ミコナゾール
【作用機序】
ラノステロールのC-14脱メチル酵素(P450)を阻害し、真菌細胞膜成分(エルゴステロール)の生合成を阻害する。
アミン系抗真菌薬
テルビナフィン、ブテナフィン
リラナフタート(チオカルバメート系抗真菌薬)
【作用機序】
スクアレン-2,3-エポキシダーゼを阻害し、真菌細胞膜成分のエルゴステロール生合成を阻害する。
アモロルフィン
【作用機序】
真菌のエルゴステロール生合成経路上のΔ¹⁴-レラクターゼ及びΔ⁸-Δ⁷-イソメラーゼの2つの反応を選択的に阻害し、抗真菌作用を示す。
ポリエン系抗真菌薬
アムホテリシンB、ナイスタチン、ピマリシン
【作用機序】
真菌細胞膜構成成分のエルゴステロールと結合し、膜機能を阻害する。
アムビゾール®(商品名)【製剤学】
キャンディン系抗真菌薬
ミカファンギン、カスポファンギン
【作用機序】
真菌細胞壁の主要構成成分であるβ-1,3-D-グルカンの生合成を非競合的に阻害する。
その他
フルシトシン
【作用機序】
真菌細胞膜のシトシン透過酵素を介して、真菌細胞内に取り込まれ
脱アミノ化されフルオロウラシルとなり核酸合成を阻害する。
グリセオフルビン
【作用機序】
微小管に作用して、紡錘糸の崩壊を促進することで真菌細胞の細胞分裂を阻害する。
抗ウイルス薬
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