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.vroid(VRoid Studioドキュメントファイル)を解体してみる その2.clothing_defs.binのデータ仕様

 データ解析ファンには泣かせどころのbinファイル。なんでJSONあるのにこんなバイナリ形式使うのよと何度思ったことか。

データエンコーディングの正体はProtocol Buffer

 なんとなくclothing_defs.binとclothing_defs.jsonが全く同じデータの別表現なんじゃないかという気はしてたのですが、バイナリエディタで開いてみるにデータの法則性を見つけ、実質的に同じ内容を表現したデータなのだと思いました。

 さて、JSONをバイナリ表現するフォーマットとしてはMongoDBのBSON、もう一つはBJSONというフォーマットがありますが、いずれの仕様にも当てはまりません。まさかと思って調べてたらぴったり当てはまるものが。

 はい、ちゃんと開けてますよ。データ構造もちゃんとJSONと対になっています。

スクリーンショット 2020-08-03 10.04.01

 データの中身を取り出したいだけならJSONだけ見ればいいのです。回れ右。しかし、VRoid Studioで読み出せる .vroid ファイルを外部ツールで作成・編集できるとしたら、これ以上の答えはあるでしょうか?いや、ない。

.vroidのデータ仕様の正式公開を求めたい

 なんかでかいこと言った気がするけど、私には、 .vroid にパッチを当てると衣装がセットアップできるようなパッケージ管理システムの仕組みの構想があります。テクスチャ製作者が予めブレンドシェイプのパラメータを設定しておくのです。そうすることでエンドユーザーは煩わしいパラメータ設定から開放される。

 将来的にはテクスチャをパッケージ化することでテクスチャの盗用を回避する仕組み作りができればいいと思いますね。


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