新竹をぶらぶら散歩で巨大豚に会った。
東門市場からスタート。
新竹の町の中にある東門市場。味わい深い門構え。奥にはどんな世界が広がっているのか気になる佇まい。
東門市場の中は微妙な時間もあって開店前のお店が多かったですが、不思議な魅力があり、どこか時間が止まっているかのよう。
新竹駅へ
日本統治時代1913年3月31日に完成した新竹駅。現存している台湾最古の駅舎で現在でも駅として現役で活躍している。
フェイの実家は同じ新竹県にあるけど、山裾にあるので新竹の街は遠い。今回、初めて新竹の街に行ってきました。
新竹都城隍廟
新竹都城隍廟の歴史は古い。1748年に建てられた廟である。駅の方にある東門(迎曦門)から東門街を抜けて真っすぐ来ると新竹都城隍廟。清時代の遺構が残る街並みだ。名前から察すると元はここは城であって、城壁であって、廟であったのだろうか。屋台に囲まれていて廟の様子が見えない珍しい門構え。
新竹都城隍廟のたくさんの神様とみごとな装飾を眺めながら歩いた後は、廟の中にずらりと並んだ屋台へ。
新竹名物の米粉料理のお店がたくさん。
そう。
新竹と言えばやっぱりビーフン!ということで、先ずは米粉(ビーフン)をオーダーして、独特な味付けの肉圓も有名とのことで肉圓も。
米粉の汁ありと、汁なし混ぜ麺、どれも絶品でした!
特に米粉汁なしの混ぜ麺はオススメです。
ローカルの街角を歩いていると、普段の生活が見え隠れします。どんな生活を営んでいるのか想像しながらの散歩。
あまり目的や目的地がない方が、
散歩にはいい。
知らない町、
知らない場所をぶらぶらと歩く、
あっちでとまり、こっちで立ち止まる。
向こう側が気になり、
もう少し先へ。
新鮮で楽しい
贅沢な時間。
新埔枋寮保中義民廟
帰りに立ち寄った新竹県の新埔枋寮保中義民廟。台湾北部客家民族の心の拠り所とのこと。お祭り期間中だと言っていましたが、本堂修復中で、お祭りは向かい側の仮の廟で行っていました。
あまり詳しい歴史はわかりませんが、当時圧政の為に苦しんでいた客家民族の為に清と戦った人を祀る為に建てた廟で、名前も義民廟。義民とは民衆社会の正義と幸福のために一身を犠牲にした者のことをいう。
神猪(大猪公)
そして、偶然見かけた台湾客家の文化の一つ。神猪(大猪公)。
今回、偶然にも街角で見た神猪(大猪公)。台湾客家民族が神様に感謝を捧げる儀式の一つ。豚を神様の為にたくさん食べさせて育てて、最後は神に捧げてこうして飾る。中国大陸の客家では行われていない台湾客家の独自の文化。愛情込めて育ててから捧げるというのはどこかアイヌのイヨマンテに通じるような。神猪(大猪公)を行うのは家族にとってはすごく誉れ高い。たくさんの賞状が並んでいるのが神猪(大猪公)の前に見える。
神猪(大猪公)は貴重な客家文化の一つだけど、動物愛護という点から批判もあったりと、年々少なくなってきており、なかなか見ることが出来なくなってきている。
もし台湾で偶然にも見る事があったらそれはすごく運が良いことなので、ぜひ立ち止まって文化に触れてください。
きっとそこには、
人々の、
たくさんの感謝の気持ちがそこに宿っているはず。
#八雲山水自然農園
#神猪 #大猪公 #新竹散歩 #竹東観光夜市
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