最近更新していなかったんですが、書きたいことがたくさん出来てまた更新していければ良いなと思って、パソコンを開きました。 今ってnoteみんな使ってるのかしら、何か別…
記憶のあの子は目くらぼう ふらふらふらふら連れ出して 赤い血見せて、と幼い声で 隠家でふたり 道連れて 金属製の柱が折れた 冷たい蝶々がぶつかった 笑いつづけるおか…
" 枯れた花 見えないが ただひとつ私となり、そよぎつづける " HIJOSEN 1stEP 「蛹は震える」より 「風が吹いたらさようなら」 の歌詞の一文です。 私が書いたもので…
私、生まれて初めてツアー行きました。 『まわりました』って言う方が、それっぽいですかね 私はHIJOSENというバンドを組んでいて、今年の秋に1st EPを出しました。 「蛹…
私はこないだ誕生日を迎えました。 27歳の。 こんなにも生きたのかと 途切れない時間や意識への 絶望から少しばかりの達成感を感じておりました。 夜勤明け、始発電車 化…
業 これは戒め 一本の枝に吊るされた過去の息 そして何より巡る巡る 現在までの足枷か、足跡か 朝靄、原付の音 客を待ち続けた白髪の少女 石屋の息子は墓石を撫でて 撫…
往来 頭を縛り付ける 理屈の窓枠に腰掛ける 隠語で遊ぼう かもめかもめ、夜明けはまだ来ず 湯船に浸かっていると 曇ったすりガラスの向こうから呼ばれた 一人暮らし寒…
山手線は下水道 流される私は鼠 群れからはぐれて 土曜日の夜 粘土でできた体は 手足が伸びており それが人間を模したものと 理解するのには 時間がかかるだろう 簡単な…
後ろから足音がする 次第に近づいている いつからだろうか 私は惨めな格好で逃げている ここがどこだか もうわからなくなってしまっている ビルの森 どうやら遭難し…
朝刊です 話題の事件を知ってるか 朝から晩までせっせと働いて 生きて息絶えて繰り返して 始発電車に乗ると眠る人がいる 物凄い速度で眠るあまり 決まって下書きの様な…
「ありふれた生活やありふれた人生は幸せか?」 学生の頃、何度も友人達と語り合った。ただあの頃は責任や世間の目や、ややこしい手続きなど何も知らないただの子供だった…
罪を知ったのはいくつの時だったか。 それから胸に残るしこりはいくつあるか。 あの日の夕陽は妙に色が濃く見えて、今でも忘れらない。 私が育った町は、都会でも田舎で…
Ryutaro Tsukamoto
2023年9月20日 23:52
最近更新していなかったんですが、書きたいことがたくさん出来てまた更新していければ良いなと思って、パソコンを開きました。今ってnoteみんな使ってるのかしら、何か別のいい媒体があれば教えてください。今回は、最近マイブームでもあるドキュメンタリー映画について語っていこうと思いました。真っ先に見たのは「A」「A2」の2本でした。有名な作品なので皆さんご存知でしょうが、サリン事件後のオウムに密
2022年12月16日 21:42
記憶のあの子は目くらぼうふらふらふらふら連れ出して赤い血見せて、と幼い声で隠家でふたり 道連れて金属製の柱が折れた冷たい蝶々がぶつかった笑いつづけるおかしなあの子とうとう静かになっちゃった大切にしてた人形は焼かれて灰に散り吹いて夢を見ようよいつまでも夢を見ようよいつまでも
2022年11月8日 23:13
" 枯れた花 見えないがただひとつ私となり、そよぎつづける "HIJOSEN 1stEP「蛹は震える」より「風が吹いたらさようなら」の歌詞の一文です。私が書いたものです。***先日(2022/11/05)は、東高円寺U.F.O.CLUBでのツアーファイナル関わって下さった皆様ありがとうございました。とても沢山の方が来てくださってお褒めの声も頂きました。聴いてく
2022年10月31日 19:56
私、生まれて初めてツアー行きました。『まわりました』って言う方が、それっぽいですかね私はHIJOSENというバンドを組んでいて、今年の秋に1st EPを出しました。「蛹は震える」というタイトルです。タイトルの意味は色々あるんですが、ひとつ大切にしたい事は、私は社会人になった今でも少年であるという事です。良いとか悪いとかではなくて、ということです。話が少しそれましたが、EPを出
2022年7月23日 05:45
私はこないだ誕生日を迎えました。27歳の。こんなにも生きたのかと途切れない時間や意識への絶望から少しばかりの達成感を感じておりました。夜勤明け、始発電車化粧の崩れた女学生行く者と帰る者を乗せてここ数ヶ月は早朝に寝て夕方目覚めて夜行性の虫となり日常にへばりついております私は夜も朝も昼も特別好きな時間は無くどれもこれも苦手な瞬間があり時間を意識することを避けておりますが
2022年4月18日 23:30
業これは戒め一本の枝に吊るされた過去の息そして何より巡る巡る現在までの足枷か、足跡か朝靄、原付の音客を待ち続けた白髪の少女石屋の息子は墓石を撫でて撫でて撫で続けた朝日が登るまで一人ひとり名前を呼びながら化粧をした魚は悟ったような顔をして都会の下水を泳ぐ汚穢舟が見える満月を眺め吠えるのは私が夜に独りあなたもまた永遠に独り
2022年4月9日 00:27
往来頭を縛り付ける理屈の窓枠に腰掛ける隠語で遊ぼうかもめかもめ、夜明けはまだ来ず湯船に浸かっていると曇ったすりガラスの向こうから呼ばれた一人暮らし寒月一部屋此処が通り道、今は宙ぶらりふらふらふらり涎かけをつけた坊や子守りは何処へ夜を過ぎ、無能な人絶望と無思想の次へ
2022年3月5日 21:38
山手線は下水道流される私は鼠群れからはぐれて土曜日の夜粘土でできた体は手足が伸びておりそれが人間を模したものと理解するのには時間がかかるだろう簡単な言葉で片付けずにはっきりと魂の形だとこねくりまわされた沢山の指紋で汚れたそれ仕事終わりにライブに行きました混乱したので最後の曲が終わったらすぐに帰りました昔、宇宙は無限だ、大きいと聞きましたその後に加えて
2022年2月10日 16:28
後ろから足音がする次第に近づいているいつからだろうか私は惨めな格好で逃げているここがどこだかもうわからなくなってしまっているビルの森どうやら遭難してしまったようだ助けを求めても奴らに声は届かない夜の都会はまあなんとも冷えている私とそれ以外で大きな隔たりがあるようだ私は一軒の雑居ビルに逃げ込んだポストはさび付いており文字もかすれている床や壁には黒く
2021年12月23日 17:20
朝刊です話題の事件を知ってるか朝から晩までせっせと働いて生きて息絶えて繰り返して始発電車に乗ると眠る人がいる物凄い速度で眠るあまり決まって下書きの様な夢を見る朝だ、朝だと騒ぐ人型の生物彼らは毎日同じ時間に起きては同じ日々を何十年と繰り返しているとても恐ろしい事だとても楽しい事だ私たちは同じ朝を迎えたんだからまるで今生まれたかの様に祝おう朝日の声に耳をすまそ
2021年10月12日 23:56
「ありふれた生活やありふれた人生は幸せか?」学生の頃、何度も友人達と語り合った。ただあの頃は責任や世間の目や、ややこしい手続きなど何も知らないただの子供だった。そういう意味のない時間を費やして大人になっていく。そういう筋書きになっている。誰しもが仕事の愚痴を言いながら、朝が来れば、昨晩の夜更かしを呪い、出社する。友人や世間の同世代の人たちとの収入の額を気にしながら給料日を楽しみにしてい
2021年9月23日 12:33
罪を知ったのはいくつの時だったか。それから胸に残るしこりはいくつあるか。あの日の夕陽は妙に色が濃く見えて、今でも忘れらない。私が育った町は、都会でも田舎でも無く、便利でも不便でも無く、夕陽がとても綺麗で、どこか暖かくどこか寂しさが漂う、そんなところだった。私には幼馴染で同い年の"しん君"という男の子が居た。明るくイタズラ好きでいつも皆んなを困らせたり、笑わせたりして人気者だった。