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移り目

なんとなく作品名は聞いたことがあって『正反対な君と僕』を描いてる方が描いた漫画で数人の友達がおすすめしていたということもあり、『氷の城壁』という漫画を読みました!!本当は単行本全部出るまで読む気が無かったんだけど先が気になりすぎて全部読んでしまった。(単純)

こゆん、美姫、ミナト、ヨータ、本当にタイプが違う4人がちょっとしたきっかけで一緒に勉強するようになったり遊びに行ったり、色々な思いが交差して、もどかしさと焦れったさもあって、人間の陰湿な部分や幼さ故に人を傷付けてしまう時とかのリアルさに共感もできて、なんか本当に出会えてよかったなぁと思える作品だった。これを少女漫画のくくりに入れていいのかは微妙だけど、多幸感溢れる作品。


お互い好きなのにすれ違いにすれ違いを重ね続けて拗れたこゆんとミナト、読者としても気が狂いそうだったけどそのおかげで(?)こゆんは五十嵐と向き合いミナトは自分自身と向き合って桃香ちゃんに別れを告げる事ができたので良かった部分もある。ミナトはタフそうに見えて結構闇が深い(←もっとうまい言い方ある)ので中々開きそうになかった心の鍵を壊したのがこゆんなのが本当〜〜〜〜に良かった。あのタイミングでなければ鍵を壊せなかったと思うので、タイミング大事。
こゆんが初めて月子大先生に相談して本命がだめだったからって本命じゃない子(仮)に行く人と付き合いたいのか、本当に雨宮くんじゃなきゃだめ?という月子大先生のぐぅの音も出ない大正論からの五十嵐に場面が切り替わるのが、本当にうめぇなぁ!この漫画!展開が!うめぇ!ってなった。コンビニから帰り道までの流れ全部大好き。今考えたらそこまで思い悩む必要も傷付く必要もなかった言葉も当時の自分には我慢ならなかった、っていうのは結構誰にでもあると思う。もっと違った出会い方、関わり方をすれば二人の関係ももっと違っていたのかもなぁ〜なんて思ったり。今の会うとすぐ口論になる関係も大好きですけれども。


題名にしちゃうくらい大好きな 98話『移り目』。
男とか女とか関係なくこの人といる時間が大好きでこの人といる時の自分も好き、人として大好き、っていう部分で良〜〜〜〜〜〜(泣)になった。
「季節の変わり目ってなんかワクワクするよね」っていうヨータの言葉を聞いた美姫の瞳が凄く綺麗で、本当に胸がいっぱいになった。同じ感覚を持ってるって凄く大事。好きな人と別れた後の高揚感って多分あんな感じだった気がするし胸が詰まって泣きそうだという美姫に私まで泣きそうになっちゃった。恋に落ちる瞬間をこんなに丁寧に描写してるの本当に凄すぎる。ヨータと美姫に幸あれ。


ミナこゆは大学生になっても大人になってもイチャイチャしててほしいしこれからも沢山4人で遊んだりお互いの家行き来したりするんだろうな!素敵な漫画に出会えて良かった。単行本全部買います。(使命感)

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