【yakouの戯言】必要な時間

家族だって恋人だって
友達だって知り合いだって
会ったことがなくたって
たとえ架空の人物だって

好きな人が亡くなるというのは
軽々しく言葉には出来ないほど辛いことだから

そういう時は無理せず
自分を大切にしてほしい。

そういう時ってさ、
心にぽっかり穴が空いたみたいで
心臓どっかいっちゃったんじゃないかって思う。

そういう時に限って、
空は清々しいほど晴れていて
その人はもうこの世にはいないのに
皆、いつもと変わらない日常を過ごしている。

現実味がなくて
嘘だったらいいのに
なんて思う。

悲しいような虚しいような
泣きたいような怒りたいような

そんな感情でいっぱいになる。

これは自分自身教わったことだけど。

亡くなった人を想うことはおかしいことじゃない。
人によってかかる時間も違うんだって。
すぐに切り替えられる人もいれば、ゆっくりゆっくり、何年もかけてやっと向き合える人もいる。

だから、もしすぐに立ち直れない自分がいても
そんな自分を責めなくていい。
「いい加減前を向け」なんて誰かに言われたって
気にする必要はない。

それは貴方にとって必要な時間。
貴方がそれだけ
その人を大切に思っていた証。

もし、頼れる相手がいるなら
その人に話を聞いてもらえばいい。

一人になりたいのなら
そうすればいい。

まぁ、一人になりすぎるのもよくないと思うけれど。

好きな曲を聴いてみたり、
気持ちをノートに書き殴ってみたり、
もし話せる人がいないなら、
思い切ってラジオなんかに投稿してみるのもいいかもしれないね。

逃げていい。泣いていい。
思いっきり声を出せばいい。

また笑ってこれからを生きられるように。

あともし、周りにそういう、苦しんでいる人がいたら、
無理に何か言おうとしなくていいから
そっと耳を傾けてあげて。

「いつまでそんなことを考えてるんだ」とか
「身内でもないのに」なんて
どうか言わないであげて。

その痛みは本人にしかわからないから。

言葉って難しいよね。

みんな生きるために
自分にできることを頑張ってる。
頑張って生きているよ。

最近悲しい知らせが多い気がして。

2023/03/05