見出し画像

CVポート埋め込み手術をしてきました

今回は、抗がん剤を投与する為に必要な「CVポート留置手術」について記録しておきます。CVポート留置手術も色んなパターンがあると思いますが、これはあくまで私が行ったCVポート留置手術です。

【CVポートとは】
CVポート(中心静脈ポート)とは、長期的に薬物治療や栄養補給が必要な患者さんのために体内に埋め込む小さな医療機器です。

(株)メディコン
東レ・メディカル株式会社


埋め込み手術の流れは以下のようになります

  1. 局所麻酔を行います。通常、全身麻酔は必要ありません。

  2. 胸部の皮下(皮膚の下)にポートと呼ばれる小さな円盤状の装置を埋め込みます。

  3. ポートに接続されたカテーテル(細い管)を首の大きな静脈を通して心臓近くまで挿入します。

  4. 傷口を縫合して手術は終了です。

CVポートは通常、治療が終了するまで体内に留置され、その後除去されます。詳細はこちら⬇️

こちらの動画はちょっとグロテスクな映像なので閲覧注意ですが、私は全然平気なので前知識が欲しかったので視聴しました。


私の場合は抗がん剤治療は3クール行う予定で、1クール目は首からカテーテルを挿入して投薬を行いましたが、2クール目からはCVポートを挿入することにしました。ポート挿入は絶対に必要という訳ではなく、毎回カテーテルを挿入する方法も選択肢としてはあります。でも私は毎回首からカテーテルを挿入するのは嫌だったのと、ブラブラするチューブが邪魔すぎるという理由でCVポート留置を選びました。もちろん、外科的手術をするのでリスクはあるとは聞いていましたが、あまり迷いはありませんでした。カテーテル挿入は、病棟の治療室で簡単に終わったことを考えると、CVポート埋め込みは、ガチの手術で正直少しドキドキでしたね。

日帰りでポート留置手術

1.当日、処置室で手術着に着替え点滴をし、血圧、検温を行い30分ほど時間を置いて、いよいよ手術室へ向かいます。

2.入り口で手術帽を被り、歩いて手術台へ。だだっ広い部屋に手術台があり、モニターがいくつもあって、「わっ思っていたより、手術やん」

3.看護師さんたちが、点滴、血圧、酸素濃度を測る器材を装着し、足元には毛布などを掛けてくれ、顔付近にはシートが被せられ患部は見えないようになっています。ただ横にあるモニターは少し見える感じです。局所麻酔なので会話は全て聞こえる状態です。

4.エコーで血管を確認しなが留置手術が始まります。各工程ごとに丁寧に説明してくれます。「今から消毒しますね〜」「少し痛いことする時はお声がけしますね〜」「今からチクっとしますよ」「ちょっと押される感じがしますよ〜」などと終わるまで解説してくれます。確かに丁寧ではあるのですが、こちらとしては、もう説明はいいから早く終わって〜みたいな感じでした。

5.術後は処置室に戻り1時間ほど安静にし、何もなければ帰宅できます。

そのまま会計を済ませ、痛み止めなどのお薬を処方されるのかと思っていたら、何もなかったので、麻酔が切れたら痛いんじゃないのコレ?と不安に思いながら帰りましたが、術後は痛みはほとんどありませんでした。ただ100円玉ほどのポートが入っているのでポコっと膨れているので違和感があるのと、縫っているので少し引っ張られる感じがする程度でした。

ポート挿入してる人にはこんなカードが渡されます

これからこのポートとは抗がん剤治療が終わるまでの付き合いになるのね
よろしくね〜


このブログでは、私の食道癌との闘いを記録していきたいと思います。同じ病気と闘っている方、そして、これから検査を受ける方にとって、少しでも参考になれば幸いです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?