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【B型肝炎ウイルスの再活性化】


予想外の展開

以前の記事で「ある異常」に問題がなければ、と書いたことがありましたが、今回はそのことについて記録しておきます。

【B型肝炎ウイルスの再活性化とは

まずはじめに、B型肝炎ウイルスの再活性化 とはなんぞや?ということの説明をしたいと思います。

B型肝炎ウイルス(HBV)感染は世界中で深刻な健康問題となっています。多くの人々がHBVに感染した後、自然に治癒したり、無症状のキャリアとなったりしますが、一度感染すると体内から完全に排除されることはありません。そのため、特定の状況下でウイルスが再び活性化する可能性があります。この現象を「B型肝炎ウイルスの再活性化」と呼びます。この再活性化は、免疫抑制療法や化学療法など、様々な要因によって引き起こされる可能性があります。

【血液検査である異常が分かる】

ある異常というのは、抗がん剤投与前に血液検査を行った際に、私は以前に「B型肝炎ウィルス」に無症状で感染し、治癒していたことが分かりました。今までB型肝炎の検査をしたこともなく、もちろん自覚症状が無いまま治っているので自分が癌になり抗がん剤治療をしなければ一生分からなかったかもしれません。確かに、自分の年代は予防接種を学校で集団で行ってたなぁ。輸血の経験もないので本当の原因は分かりませんが、可能性としては考えられるよなぁと思いながらも、母に子供の頃の病気などを確認したけど、B型肝炎になった記憶はないと言っているので、こういう事例は多いのかもしれません。

今回の検査で分かったことは、今は治癒して抗体が出来ている状態なので、今後B型肝炎には感染しにくいということでした。
が、がですよ…これは「健康体だったら」の話なんですね。

抗がん剤治療をする場合、免疫が落ちてしまうので、今までおとなしくしていたB型肝炎ウイルスが再び増殖を始めてしまう可能性があるので、もし活性化が認められれば、まずその治療をしないと抗がん剤治療は始められないということです。幸い1クール目の検査は再活性は認められず治療は進められましたが、一度感染し抗体があるので、今後もB型肝炎ウイルスの再活性化を気にしながらの治療になるので、また心配事が1つ増えてしまいました。

主治医から話を聞きましたが、なんだか専門的な言葉で話すので、正直分かりずらい。自分の言葉で説明するのは難しいので、専門家の解説をそのままリンクしておきます

基準値:すべて陰性(-)

出典:株式会社LSIメディエンス 臨床検査検査項目解説

HBs抗原とHBs抗体は、B型肝炎ウイルスに関連する異なる物質です。HBs抗原は、B型肝炎ウイルスの外殻を構成するタンパク質で、体内に存在する場合は現在感染していることを示します。一方、HBs抗体は、HBs抗原に対抗する中和抗体で、体内に存在する場合は過去に感染したことがあり、免疫があることを示します。

私の場合はHBs抗体(+)、HBe抗原(ー)で今現在は感染していないが、過去に感染していたことがあり抗体がある。ということです。

明日から抗がん剤治療2クール目が始まります。副作用があまり酷くなりませんように!


このブログでは、私の食道癌との闘いを記録していきたいと思います。同じ病気と闘っている方、そして、これから検査を受ける方にとって、少しでも参考になれば幸いです。

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