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消費者意識が上がらないと再利用可能な環境はなかなか浸透しない

 最近の嬉しいこととしては、ようやくスーパーだけでなくコンビニでも「袋ご利用されますか?」と聞かれるようになってきた点です。少し前までは「袋要らないです」と会計前にきちんと伝えないと気づいたら袋に詰められてしまった後だったというケースが往々にしてありました。袋の利用を聞かれるようになったのは、プラスチック問題を意識する人が増えてきたからだと思います。

 一方そんな中で新たに私が苦労しているもの。それがコーヒーの蓋となるプラスチックのキャップです。よくセブンイレブンでホットコーヒーを買うのですが、プラスチックキャップを使わない取り組みとして、キャップを付けずに持ち帰ったら表面を揺らさずに歩くのって結構難しいんですね。危うくヤケドを負うところでした(笑)。

 それからというもの、店頭に置いてある紙のチラシをキャップ代わりにしたりしてきましたが、結局はひとつのプラスチックのキャップを何度も使い回すことで落ち着きました。最近スタバでも洗って使えるリユーザブルカップが話題になったりしていますが、使い捨てという行為自体を無くすことを考えるのが環境問題解決の最も効果的なやり方ではないかと思っています。

 なんとか近所のセブンイレブンでもセブンカフェを買った時にリユーザブルカップを使う術はないか?と考えながらコーヒーマシンを見ていると、最新のマシンはレジで購入する紙カップのサイズと色を見分けて自動的に最適なドリップボタンを表示していることに気が付きました。セブンカフェのホットコーヒーは、白いカップのコーヒー、茶色いカップのカフェラテ、それと青いカップの高級キリマンジャロブレンドの3種類があり、それぞれレギュラーとラージの2種類のサイズがあります。

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 つまり、3種類のコーヒー✕2種類のサイズということで、バリエーションは6種類あるんですね。ちょっと前まではレギュラーカップにラージサイズのコーヒーを入れたなんてことが故意・無意識関係なくできてしまったのですが、最新のコーヒーマシンはカップを入れるとそれに応じたドリップボタンが出てくるんです。(厳密には対応しているのはブラックコーヒーのみ)これは凄い!と一瞬思ったのですが、ふと「これって、使い捨ての紙カップが前提なんだよな」と思ったんです。

 言いたいこととしては、商売の原則として消費者が望む形式で提供することが必要になると思うのですが、セブンカフェが使い捨ての紙コップを前提としているということは、使い捨ての紙コップを使う消費者数が減らない限り、使い捨ての文化は無くならないのではないかと思うのです。つまりは、レジ袋の次はプラスチックのキャップではなく、使い捨ての紙コップ自体、ようするにセブンカフェのようなコーヒー自体の利用を辞めないといけないと思ってきたわけです。

 手間をかけたくないというのが人間の自然な考えだとは思いますが、手間を楽しむ意識を持って、もう少しエコな生活を考えていきたいと思います。

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