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中国のスタンドアロンVRメーカー「Pico」がシリーズAで約27億円を調達![中国リサーチメモ]

1. 中国のスタンドアロンVRメーカー「Pico」: シリーズAで約27億円を調達

中国のスタンドアロンVRヘッドセットメーカー「Pico」が、シリーズAで27億円を調達した。リード投資家は「広発乾和」と「広発信徳」、共同投資家は「青島巨峰科技創業」。Picoは「周 宏偉」により2017年12月11日に創設。現在は最新6DoFのVRヘッドセットの「Pico Neo」に加え、4K対応の「Pico G2」を販売し、2020~2021年にはキャッシュフローがプラスに転じる見通し。

→ 【スタンドアロンVR】
Picoは、ハイエンドVR・スタンドアロンVR・スマホVRとある中で、ケーブルやPCが必要無いスタンドアロンVRのHMDで戦うプレイヤーです。

2. アリババ傘下の「UC」: WebARによる“AR表情お年玉”を展開

中国スマートフォン向けのwebブラウザの開発元である「UC」が、WebARを利用した「AR表情お年玉」を展開したことで、多くの人の注目を集めた。WebARはユーザ体験として非常に手軽ではあるが、技術的な課題が多いのが問題点だった。そんな中、UCのwebARは「独自のフレームワーク」、「顔認識アルゴリズム」、「GPUによるカメラデータの高性能レンダリング」、「動画生成技術」等を利用して、WebARの課題を乗り越えた。

また、FacebookはAR関連のプロダクト「ARフィルター」をリリースしたが、Webページ上のAR/VR効果はわざわざアプリをインストールするよりも直感的であると考えており、現在はWebVRを取り入れるテストをしており、アプリのVR効果をWebページ上で実現したいと考えている。

ARは新しいユーザインタフェースの技術であり、スマホでも満足度の高いユーザ体験が可能な事から、Google (ARCore)やApple (ARKit)といったテック巨人も開発に注力しており、中国のBAT(注:百度、アリババ、テンセントの頭文字)もそれぞれ各自のARソリューションを持っている。








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