スプリングソング二巻のお話

焼芋です。スプリングソング二巻を発刊してからそろそろ半年以上は立つので、二巻のお話しでもしようかな~と思いまして、つらつらと書きたいと思います。

5話 スイート編

スタンダードなスプソンのお話ですね。4ページ構成の短めなお話です。スプリングソング二巻はそもそも、「ストーリー性重視の、ちゃんと連続したシナリオの漫画」がテーマとして作られてまして、(まあ結果的にストーリー性があるかどうかは別として)6、7、8と連続したお話になってます。で、この5話だけ「仲間外れ」なのですが、このお話はぶっちゃけ「大府ツツジ」というキャラを出すためのお話しでした。まあ前座ってことですね。判太は影が薄いという個性があるので、いきなり出てきてもまあ影が薄いからなで済まされますが、ツツジはさすがにいきなり出てきたら違和感凄いだろうなあと思いまして、専用のお話を作りました。ちなみにこのお話だけツツジはじゃがりこを咥えてるんですけど、これはなんとかキャラの外見に個性を持たせられないか考えてつけた特徴だったんですが、描くのめんどくせえと言う事で6話からオミットされてます。

6話 カレーライス編

判太初登場回です。判太は影薄いキャラという設定なので、まあいきなり出てきてもいいよなってことでチョイキャラとして出てます。このお話は一巻の描き下ろしに出てきただけのキャラで、青ハレでバカみたいなキャラ付けをされていた枇杷島の「本来のキャラ設定、性格」を出すためのお話でした。ぶっちゃけカレーじゃなくてもよかったよねとは思いますが、もうそれに気づいたときには止められなかったんだ。許してくれ……全体的に許してくれ……

7話 ナイトキャンプ編

判太の本格登場回です。まあ判太の性格描写の為の回です。判太は良い人(パンダ)ではあるんですけど、「良い人」なだけで、ほかに何があるかと言われると何も無いんですよね。で、そのせいで+周りのキャラが濃すぎるせいで、「スプリングソング」というお話ではあまり目立たないです。おそらく判太がここまで取り上げられる回はもうこの先ほとんど無いと思われるので貴重ですね。本当に性格も良く優しくて、思いやりはあるのですが、三巻から登場の七海や、ケーくんやみっちゃんも含めて最悪な人間しかいないですからね。本作。まあ「良心」ではあるんですよねえ。こういうキャラって、本来なら暴走する系のキャラのストッパーになるもんですが、まあ判太は優しすぎるのでストッパーとしては使い物にならないですね。(なので、ツツジの暴走には七海か枇杷島と直接ぶつけるしかないっていう)

8話 モーニング編

ケーくん回です。封印作の一巻の描き下ろしなども含めて、二巻時点ではケーくんメイン回は無かったので、ケーくんがメインとして出てくる回を描きました。で、なんかツツジさんなんか妙に素直に返事をしていますが、これは実はツツジとケーくんは中学時代、先輩と後輩の関係だったという裏設定があります。(ケイとツツジは中学時代、名古屋の私立中学に通っていました。)なので、ツツジはケイに対しては若干優しさを見せるのです。(尚枇杷島と七海に対しては好き勝手やる)これはやりたい放題なツツジにも後輩にやさしい面とかはあるんだよ、みたいな感じの事が描きたかったんですよね。当時は。

ここんところの話なのですが……この回……というか、6,7,8話をを描いたとき、製作者のメンタルがぼろぼろだったので、若干ストーリーもぼろぼろなんですよね。(本当に申し訳ないですの気持ちしかないです)ぶっちゃけ出来るなら手直ししたいな~とか思ったり色々なんですけど、リメイクって新作作るのと同じ労力かかりますからねえ。するとしてもウン年後とかでしょうかね。

描き下ろし・シーサイド編/青空の空隙(読み切り版)

描き下ろし1です。シーサイド編と、読み切り版の空隙は表裏の作品となっています。シーサイド編は「スプソン二巻」、読み切り版空隙は「しあわせの歌(デジタル)」に掲載されてます。この話は夏に執筆してたのですが、夏なんだから夏らしいお話描きたくない?の思いによってつくられました。本来、シーサイド編は「シーサイド編・side枇杷島」と「シーサイド編sideしらす」……という形になる筈だったのですが、締め切りや印刷費など、諸々の大人の都合によって「side枇杷島」のみ掲載された……という裏話があります。お話し的には本当にただ夏!!って感じなのですが、夏特有のエモーショナルさを出せたんじゃないかなと、私は思っております。ぶっちゃけ二巻の中で一番お気に入りですね。

描き下ろし・枇杷島とゆるいアレ

モーニング編の後日談です。後日談、っていうか何でキャンプやりたいって言いだしたのかみたいな回ですね。ちなみにこのお話はほとんどノンフィクションです。つまり、いきなりキャンプとかやりだしたのは作者がゆるキャン△にハマったからなんですねえ。わかりやすいですねぇ~。

描き下ろし:次回予告

二度と次回予告やりません。


とまあ、振り返ってこんな感じでしょうか。二巻を通しての反省は「もうストーリーものは描かない」って感じですね。連続したストーリーが思いつかなくて、マジで暫く病んでました。で、ゆるキャンに出会ってゆるキャンがそのまま出力された感じですね。ほんと、ストーリーを構成する力が欲しいもんですね~。そもそもの話、私って計画性が皆無な所があるので、計画を立てて物事を行う(執筆も、旅行計画も)事をこれからは重視していかないとなあと、感じております。それでは、焼芋でした。良い夜を~。


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