いびきのレーザー治療を受けてみた_part2 いびき女、のどちんこを焼き切る

part1の通院編から2週間。

前日の夜まで特に生活に制限はない。お酒もOK。
術後はお酒と通常の食事を取れなくなると聞いていたので、最後の晩餐にお寿司とビールをいただく。
名残惜しい。
そして当日、私は15時からの手術だったので、食事は10時まで、水分は13時までOKとのこと。
普段朝食は摂らないが、割と豪華なサンドイッチと杏仁豆腐を食べる。さらば固形物。

午前中いっぱいガシガシ働き、医院のある銀座へ。1時間前に到着したが、どうしたものか。なにしろ水分をとってはいけないのである。カフェにも入れない。
仕方なくマックに入って、飲めないアイスティを注文。ランチどきの空腹にナゲットの匂いがつらい…
喉が渇いてこっそり、ひとくちふたくちアイスティを飲んだ。

時間まで、この軟口蓋形成術についてレポを検索してよみまくる。
「術後は今まで経験したことのない痛みが2週間続く」「死ぬほど痛かったのに治らなかった。詐欺だ。」などのレポを読んで戦慄するが、後には引けまい。

そしていよいよ医院へ。
パーテーションで仕切られた個室に通され、唾液が出づらくなる薬を筋肉注射される。「痛いですよ。」と言われ身構えるが大したことない。行為中彼に噛まれる方が痛い。ドMで良かった。

それよりも辛かったのは麻酔のゼリーを口に含んで40分ほど過ごすことだ。
ゼリーと言いつつも、そのテクスチャはどちらかというと「あんかけ」という感じで、ねっとりとしている。
これがまぁ〜、マズイ。
そして、口の中に唾液がたまって行くが飲み込めない。喉に少しずつあんかけが流れて行く感覚があり、マズイし苦しいし不快。
そんな不快感にも30分ほどすると慣れてくるが、それまではただただ不快。マンガを読んで誤魔化すのよ。

ゼリーを吐き出したら、いよいよ施術である。
先生に藪から棒に「カラオケ得意?」と聞かれる。「え?ふ、普通です…」「じゃあね、カラオケの時みたいな喉にしてね。そうすると早く終わるからね。」いまいちピンと来ないが喉を開くようにということだろう。
てっきり何かの器具で口を開くものと思っていたがそんな事はなく、自力で口をあんぐりと開ける。
まずは患部に麻酔を打つのだが、これがスゲー嫌。
喉に、ごんぶとの魚の骨さされてる感じ。それを数回。めっちゃ嫌。まぁまぁ痛い。ただ、行為中彼に噛まれる方が痛い。ドMで良かった。
そしていよいよレーザー。これはあんまり痛くない。時折ちくっとする程度。
ただし、麻酔で鼻が詰まるので口呼吸をせねばならない。しかも、血がダバダバ出てるので口の中に溜まる。めっさ苦しい。先生たちに励まされて
必死で口を開ける。
合間合間で、容器に血を吐く。
ビジュアルがやばい。
先生の顔に返り血が…
マジで二度とやりたくない、と強く思う。
切除が終わったらレーザーで傷口を焼いて出血を止める。これが長くて辛かった。私はなかなか血が止まらなかったらしく、しつこく焼かれる。

長い長い時間に感じた手術だが、正味10分ほどで完了。まだ鼻は詰まってるし喉は違和感バリバリである。血が止まるまで30分ほど点滴し、先生に喉を覗いて「たぶん一週間かからず楽になるよ」と気休めを言われ、この日は終了。

事前情報によると、病院を出たら即効で薬局で薬をもらって飲むべしとのこと。先人の教えに従い、薬を飲む。
そして麻酔が切れる前にご飯を食べてしまうのが吉、らしい。うどん屋を検索してなか卯へ…
先ほどレーザーを当てたばかりの喉に固形物を放り込むのは流石に気がひける…と思いつつも誘惑に負けて唐揚げをもりもり食う。よく噛めば普通に食える。
違和感と痛みで何も食べられないって人もいたけど、デリケートか?
これ、普通にいけるんじゃね?
と、舐めた考えが脳裏に浮かぶ。

帰宅後、点滴の麻酔が切れると痛みが増し、さすがに食事を取る気にはならなかった。風邪で喉を痛めて水を飲むのも痛い…というのと同じ感じである。
ただ、強い痛みは無く、なーんだ脅しやがって。生理痛の方が余程痛いわ。男ってやっぱ痛みに弱いのかな?
などと思いながらさっさと就寝した。

が、ここからが始まりだったのである…

以上、手術当日編でした。

次回はたぶんラスト、術後編です。

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