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サイコロサイコ 第二の出目

CHARONゆにばーす | 自社開発のゲーム紹介サイト (enoshima210.work)



この内容は『サイコロサイコ』のネタバレを大量に含みます。


未プレイ者、初見の人は見ないほうがいいと思います。

ついでに実況動画も見るとよくわかるかと。
【サイコロサイコ】メンヘラの次はサイコパスかよ!!【#木菟梟/ゲーム実況】 - YouTube


2022年12月23日に実況させていただいた『サイコロサイコ』。
コメントとの流れで攻略対象が第二の出目、『才子』に決まった。

彼女は、主人公めたろーの通う学校に教育実習生としてやってきた。
めたろーは覚えていないが、どうやら昔の知り合いらしく、非常に親しく接してくれるのであった。

前作『メンヘラフレシア』の『あゆめスイセン』ルートを彷彿とさせる、色気ある大人のお姉さんという印象だった。
実際、きわどいスチルや描写が多い。多すぎる。
まぁしかし、彼女も結局サイコパスなわけだが。


『サイコロサイコ』は、HappyEDルートの最後に、少女たちの過去やバックボーンが明らかになることがほとんどだ。
才子も、その正体と真実が明らかになるシーンが存在した。

ここからは本当の才子との混同を避けるため重音と表記する。

配信中、スチルにモザイクがあったことを覚えているだろうか。
学がないため配信では理解することができなかったが、あのあと調べると、あっさりモザイクの下が判明した。
(本文でもその文字の直接的表記は避けさせていただく。)

重音としての過去が判明するシーンで、彼女は一度流産していることが判明している。BadEDのタイトルが『水子供養』であることからも、彼女にとって赤子という存在が非常に重要であることが見てとれる。

重音は才子が羨ましく、妬ましく、それ故に自ら手を下し、成り代わった。
才子の存在を奪い、めたろーという存在を奪い、赤子を再度手に入れようとした。
しかし、めたろーにはすべてがばれてしまい、彼女は自首すると見せかけ、めたろーを『巻き込んで』死んでいったのだ。
赤子を授かるという夢が達成できない以上、死を選ぶというのは理解できるのだが、めたろーを巻き込む必要はあったのだろうか。
それを含めて、重音は才子に関する何もかもをぶち壊したいと思ってしまったのだろうか。

逆に『水子供養』のルートは、才子に成り代わり、赤子も授かり、重音の理想が叶ったルートといっても過言ではないだろう。
なぜこれがHappyではないのかと思わなくもないが、そういう絶望も含めてこのゲームの魅力なのだと思うことにしよう。


このゲームは、攻略キャラの名前の読みが皆『サイコ』である。
彼女が『才子』に成り代わった時、サイコとして目覚めてしまったのだろうか。

環境と出会いが、重音を狂わせてしまった。

どうしようもなく歪んでしまった彼女の人生は、遠い世界の出来事ではなく、どこか理解できてしまうからこそ辛く感じるのだろうと私は思う。


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