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僕が僕ら「オシエルズ」自身を推す理由②

オシエルズの矢島です。

写真は今から6年半ぐらい前の写真です。

僕が結婚式を挙げた2013年11月9日、妻の地元の愛知で披露宴を行ったのですが、わざわざ東京から来てくれて司会をしてくれた時の記念に撮りました。

披露宴では、まだ結成して1年も経ってない僕たち(当時はモクレンというコンビ名でした)が、余興でプロポーズをテーマに漫才したのもいい思い出です。

新婦の手紙と新郎の謝辞で立て続けに夫婦で泣いてしまったこともあり、最後、司会の野村くんまで号泣しながら締めるという異例の結婚式でした。

この頃の僕らは、とにかくもがいていたと思います。結果も出ない、実績もない、いただいた営業では滑るし馬鹿にされる。

肝心のネタはやらせてもらえず、とにかく酒を飲めと勧められて、飲んだら1万円の小遣いをもらう、なんてこともありました。

「学校を回ってネタをしたい」「いじめで苦しんでいる子どもを救いたい」という思いとは程遠い生活が続き、収入もほとんどなく、当時大学院生だった僕は、無利子と有利子の奨学金を併用して借りてました。

そんな中で結婚に踏み切ったんだから、正直、周りは「どうかしてる」と思ってたんじゃないでしょうか。親もかなり心配していました。

僕が「お金も実績も結果もない。将来の見通しも立ってない。そんな僕と結婚して大丈夫?」と妻に訊いた時、妻は「あなたは必ず成功するから大丈夫」と言ってくれました。

その言葉がなかったら、今までやって来れなかったと思います。その日の夜は1人で布団に入って、悔しいのと有難いのとで泣いてました。

その後は愛知まで行って、ベタですが、妻の両親に「娘さんを僕に下さい」と頭を下げにいきました。こんなに緊張したお願いは、後にも先にもなかったと思います。

全ての肚(はら)が決まった2013年。奇しくもその年がオシエルズ結成の年でした。家族を持ち、支える覚悟を持ったからこそ、今こうやって「日本一学校を回るお笑いコンビ」として、活動できているのだと思います。

それからも苦しかったですが、少しずつ仕事で結果を出せるようになり、2015年には念願の東京大学さんと長期の仕事を勝ち取り、2016年からは株式会社さんぽうの特別講師として、述べ100校以上の講師依頼をいただくようになりました。

2017年には書籍「イラスト版・子どものユーモア・スキル」を出版。2018年には埼玉医科大学短期大学の講師になりました。2019年、朝日新聞での掲載を機に、オシエルズの名は全国にまで広げていただき、さらに活躍の場が広がりました。

そして今年、我々にとっては最も大きな賞歴となった「第11回 若者力大賞」でのユースリーダー賞受賞。今は学校でも企業でも、本当にさまざまな場所で忙しくさせていただけるようになりました。

気がつけば、「教育 お笑い」とGoogle検索すれば、僕らオシエルズがトップでヒットするようになりました。そんな中、2014年から、年に数回のペースで欠かさず単独公演を行っています。これまで13回の公演で、述べ1,700名の方にお越しいただけました。

さて、今年のオシエルズは、いよいよ「賞レースを見据えたネタ作り」を始めています。これまで後回しにしていた「賞レースで勝てるネタ」に本腰を入れています。

その中で、今回の単独公演でも1本、そのネタを披露させていただきます。正直、この漫才ではすべったことがありません。オシエルズの新しい漫才スタイルが見えてきました。

これを是非「生」で見ていただきたいと思います。そして、是非生で見た感想を僕たちに聴かせていただけないでしょうか?わがままながら、皆さんの声が僕らに「聴こえる」ライブにしていただければ幸いです。

オシエルズ第14回単独公演
「聴こえる」
4/12(日)14:00〜/18:00〜
@しもきた空間リバティ
前売¥2,500/当日¥3,000
高校生以下¥1,500
予約→info@funbest.jp

次回は野村真之介くんのことを書きたいと思います。
単独公演、お待ちしております!

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