見出し画像

【御礼】「第11回 若者力大賞」ユースリーダー賞での授賞と今後

オシエルズの矢島です。

noteでは久しぶりの更新になります。
これまでの記事も、有難いことにジワジワと読んでくださる方が増えているようで、何よりです。

2月18日(火)に、私が組んでいるお笑いコンビ「オシエルズ」が、公益財団法人日本ユースリーダー協会主催「第11回 若者力大賞」にてユースリーダー賞を授賞させていただきました。

「若者力大賞」は、過去にプロ野球選手の田中将大投手や、歌手のMISIAさん、倉木麻衣さんなどが授賞され、社会の様々な問題を解決するための活動を続ける若者世代に贈られます。

今回、我々がいただいたユースリーダー賞は、第4回目から創設された賞で、これまでの活動だけでなく、今後のさらなる活躍への期待を込められた賞となっています。

私自身、スピーチ冒頭でも冗談半分で申し上げましたが、5,000組の頂点を決める某賞レースよりも、何千万人の若者から数組しか選ばれない「ユースリーダー賞」のほうが、私にとっては嬉しく、身が引き締まるような思いがします。

当日は、私の妻と娘2人、私の母親、妻の従弟が参列し、野村くんの両親や、日本即興コメディ協会のメンバーも駆けつけてくれました。

賞の授与で、西尾進路審査委員から盾を受け取った瞬間、その重みに驚きを隠せませんでした。両手でしっかりと支えていないと、手がゆっくりと下に降りていきそうなほど、ずっしりとしていました。

この重みは、賞をいただけたことの責任の重みであると感じました。今の自分の仕事で、どれだけ多くの子どもたちの、いじめに関する悩みや苦しみを救うことができるか。これがゴールではなく、スタートなのだと確信しました。

私はこれまで、「笑いの力で日本中の学校からいじめをなくしたい」と思い、お笑い芸人として「テレビを目指さない」という生き方を覚悟しました。

「どうせ出るなら、地道に頑張っていることを取り上げられて出たい。一過性の人気や流行りすたりで、その瞬間テレビに出られたとしても意味がない」と、自分ができることに徹してきました。

その姿は、周りから「中途半端」に見えたかもしれません。面と向かって、「本気でやっている芸人に失礼だと思ったことはないですか?」と言われたこともありました。「テレビで見たことない奴が、面白いわけがない」と言われたこともあります。

そういった「お笑いは有名になってナンボ」という固定観念によって、心無い言葉をかけてきた人達には、一生分からないかもしれませんが、やはり、学校にも社会にも、笑いで傷ついている人やいじめを受けている人は沢山います。

それに対して、芸人が何の説明責任もせず、ただやりたい芸をやっていることには疑問を感じます。その上で、「お前らごときのレベルの芸人が笑いを語るな」と周囲に言われないよう、ライブでのネタ出演や、年に数回開催する単独ライブは、ライフワークとして、これからも続けていくでしょう。

どんなに中途半端といわれようが、芸人も、教育者も、すべてに全力でやり切るしかありません。心が折れそうになりながら、今ももがいて進んでいる中で、このような賞をいただけたことで、わずかな光が見えたような気がします。

これからも、自分の道を見失わず、また1校1校、地道に講演やワークショップを続けていきたいと思います。今日も神奈川県の中学校でお仕事です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?